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仲道郁代のモーツァルトII
~フォルテピアノと現代ピアノの聴き比べ
よりお楽しみいただくために vol.3

2014年6月24日
「仲道郁代のモーツァルトII」では、モーツァルトの生きていた時代のフォルテピアノ「シュタイン」と、現代のピアノ「スタインウェイ」とを聴き比べていただきます。
プログラムの中でどの曲を、シュタインあるいはスタインウェイで聴けるかは、当日までのお楽しみ。
でも少しだけ教えていただけないかお願いしてみると...
「例えば、≪ロンド イ短調K511≫。これをフォルテピアノで聴くと、いかにモーツァルトの音楽がドラマチックかというのがお分かりいただけると思います。当時のピアノは鍵盤の数も少ないですから、鍵盤が88鍵に増えた今のピアノでモーツァルトの作品を弾くと、鍵盤の一部しか使わない、かわいらしい音楽のイメージがありますよね。ところが、当時のフォルテピアノで弾いてみると、鍵盤の上から下まで使っていて、なんて鮮やかでエキサイティングな作曲家なんだろう、って。」(仲道郁代)

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今とは違って、モーツァルトの時代は、日常聴く大きな音といえば教会の鐘の音くらいだったのではないか、というお話も。確かに、今のピアノと比べるのではなく、当時の人の感覚になって聴いてみると、フォルテピアノのより表現豊かな音が聴こえてくるかもしれませんね。
ちなみに、≪ロンド イ短調K511≫ってどんな曲かしら、という皆さま。
仲道さんが昨年出したCD「モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集」に収録されており、こちらCD発売元ソニー・ミュージックのホームページで、すべての曲の視聴ができます。
CDを聴いた後は、ぜひ生で、モーツァルトのドラマチックな世界を体験しにいらしてください!
仲道さんがシュタインについて語ったインタビューは こちら

楽器の話
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音楽のある週末 第19回
仲道郁代のモーツァルトII
~フォルテピアノと現代のピアノの聴き比べ
日時:7月5日(土)14:00開演
会場:第一生命ホール
出演:仲道郁代(ピアノ/フォルテピアノ)
曲目:フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲ハ長調K265(きらきら星変奏曲)
 ピアノ・ソナタ第11番イ長調トルコ行進曲K331
 ロンド イ短調K511
 ピアノ・ソナタ第8番イ短調K310
 ロンド ニ長調K485
 幻想曲ニ短調K397
 ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調K281
料金:S席¥5,000 A席¥4,500 B席¥3,500
 ヤング¥1,500(小学生以上、25歳以下)

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公演詳細は こちら
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