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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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公演情報

音楽のある週末

第19回 仲道郁代のモーツァルトII
~フォルテピアノと現代のピアノの聴き比べ

仲道郁代が2回にわたりモーツァルトの魅力に迫る!
「モーツァルトお気に入りのシュタイン(フォルテピアノ)は、軽やかで繊細。現代のピアノに比べると音量の幅は狭いのですが、表情の幅は広いのです」( 仲道郁代)

J.A.Steinモデル   J.A.Steinモデル
【使用楽器】J.A.シュタインモデル※1790年頃の楽器を複製
鍵盤61鍵 ツッカーマン社製(山本宣夫改造 仲道郁代蔵)

基本情報

日時 2014年7月5日(土) 14:00開演
会場 第一生命ホール
[座席図:第一生命ホール ウェブサイト
出演 仲道郁代(ピアノ/フォルテピアノ)
曲目 フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲ハ長調K265(きらきら星変奏曲)
ピアノ・ソナタ第11番イ長調トルコ行進曲K331
ロンド イ短調K511
ピアノ・ソナタ第8番イ短調K310
ロンド ニ長調K485
幻想曲ニ短調K397
ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調K281
チケット

S席¥5,000 A席¥4,500 B席¥3,500 ヤング¥1,500(小学生以上、25歳以下)
セット券S¥9,000〔第18・19回〕 第18回の詳細は こちら

一般発売:2014年2月26日(水)発売(発売初日のみ10:00~受付開始)

【チケットお取扱】
トリトン・アーツ・ネットワーク・チケットデスク
TEL:03-3532-5702(平日11:00~18:00)

チケットぴあ http://pia.jp/ ※PC/携帯/スマートフォン共通
セブン-イレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗

TEL:0570-02-9999〔Pコード:221-025〕(S・A・B席のみの取扱い)

※全席指定/税込み
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※セット券は「仲道郁代~モーツァルトの世界I」(2014年5月18日)とのセットです。

プロフィール

仲道郁代  Nakamichi Ikuyo  (ピアノ/フォルテピアノ)
国内外での受賞を経て1987年ヨーロッパと日本で本格的にデビュー。リサイタルも全国各地で開催しており、中でも「ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会」とレコーディングは、作品への真摯な取り組みと音楽性が高く評価され「ベートーヴェン弾き、仲道郁代」という評価を確固たるものとしている。近年は、ショパン、モーツァルト、ベートーヴェンなどの各シリーズ企画、毎年恒例となったサントリーホールでのコンサートなどが好評を得ている。

他にも、子どもたちに音楽との幸せな出会いをして欲しいとスタートしたプログラム「不思議ボール」、各地の学校を訪問するアウトリーチ活動など、魅力的な内容とともに豊かな人間性がますます多くのファンを魅了している。

レコーディングはソニー・ミュージックジャパンインターナショナルと専属契約を結び、クラシック音楽としてはこれまでにないヒットを記録したアルバムなど多数のCDをリリースしている。ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第30.31.32番は、2007年度第45回レコード・アカデミー賞(器楽曲部門)を受賞。

著作には『ピアノの名器と名曲』、『ショパン 鍵盤のミステリー』『ベートーヴェン 鍵盤の宇宙』(ナツメ社刊)等がある。テレビ番組、新聞、雑誌、ラジオなどメディアへの出演も多く、音楽の素晴らしさを広く深く伝える姿勢は多くの共感を集めている。

2003年からは、地域社会の活性化と音楽文化の発展を目指し、一般財団法人地域創造理事、大阪音楽大学特任教授、2012年からは桐朋学園大学教授としても、積極的に活動している。

【公式ウェブサイト】 http://www.ikuyo-nakamichi.com
©Kiyotaka Saito
協賛:第一生命保険株式会社

知っているようで知らない楽器の話【ピアノとフォルテピアノ】

ピアノとフォルテピアノ…みなさんはその違い、ご存知ですか?
ピアノは言うまでもなく、日頃私たちがいろいろなところで目にするあの楽器。ご自宅にお持ちの方もきっと多いはずですね。一方フォルテピアノは、1709年にイタリアのバルトロメオ・クリストフォリがチェンバロを改良し音楽史上最初のピアノを作ってから、現代のピアノが完成されるまで(19世紀半ば)のあいだに登場したこの種の鍵盤楽器をさします。
ピアノとフォルテピアノの主な違いは「音域」「音量」「音質」「アクション機構」。ピアノが88(機種によってはそれ以上)の鍵盤を持ち、その音量は大きなコンサートホールの最後列でも十分きこえるのに対し、フォルテピアノは音域もせまく弦やフレームの強度が弱いため音量もそれほど大きくはありません。もっともこの楽器は1世紀半以上ものあいだにわたって進化し続けてきたため、おなじフォルテピアノの呼び名でも、その時代によって性能や個性に大きな違いがあります。
歴史的に見るとフォルテピアノは、現代のピアノが生まれるための橋渡し的存在ですが、その作曲家が生きた時代のフォルテピアノでしか表現できない「音楽」があるのも事実です。みなさんも1度その演奏にふれて、フォルテピアノの魅力を実感してみませんか?