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小学生のための
手紙から見る「モーツァルトってどんな人?」 第2回

2023年11月30日

モーツァルト誕生

 モーツァルトは、1756年1月27日の夜8時に生まれました。どうしてそんなにくわしいことがわかるかMozart_Birthplace.jpgというと、お父さんのレオポルトがそう手紙に書いているからです。ザルツブルクの宮廷オーケストラのヴァイオリニストで、作曲家であり、ヴァイオリンの先生もしていたお父さんは、ちょうどそのころ、今でも読まれている有名な『ヴァイオリン奏法』(ヴァイオリンの教科書)を書いていて、出版社の人と手紙をやりとりしていたのです。

 お父さんのレオポルトとお母さんのアンナ・マリアは1747年に結婚しました。

次々と子どもが生まれましたが、当時は赤ちゃんが生まれてすぐに死んでしまうことも多く、最初の6人の子どものうち育ったのは4番目の女の子ナンネルだけでした。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトはナンネルが生まれた5年後、両親の7番目の子どもとして誕生したのです。

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 お姉さんのナンネルによると、モーツァルトは3さいくらいの時からクラヴィーア(当時のピアノ)を自分でたたいて楽しむようになり、4さいからレッスンを受け始めたそうです。5さいごろから曲をつくるようになったモーツァルトに驚いたお父さんのレオポルトが、ナンネルのためにつくった楽譜帳に書きとめてくれたおかげで、今でもそれらの曲がのこされています。



ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトStaffblog_Mozart.pngのサムネイル画像
 幼い頃より、父・レオポルトより音楽教育を受け、5歳で作曲したとみられる作品が残されている。モーツァルト親子は何度もヨーロッパ各地へ旅行し、音楽の勉強もしながら、作曲した作品を上演していた。900曲以上の作品を残し、オペラ「フィガロの結婚」「魔笛」、交響曲「ジュピター」、ピアノ・ソナタ「トルコ行進曲」や、ピアノのための「きらきら星変奏曲」などが有名。

~これから第一生命ホールで聴けるモーツァルト~

◎2024年2月4日(日)14:00開演
ウェールズ弦楽四重奏団~ウェールズ・アカデミー ガラ・コンサート
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第14番 ト長調 K387 「春」
 ウェールズ弦楽四重奏団[﨑谷直人/三原久遠(ヴァイオリン) 横溝耕一(ヴィオラ) 富岡廉太郎(チェロ)]
詳細はこちら

※これまでの「手紙から見る『モーツァルトってどんな人?』」 記事はこちら

トリトンアーツ通信vol.225(2023年12月・2024年1月号)の記事を再掲しました

※「ベートーヴェンってどんな人?」(全14回) 記事はこちら

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