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公演サポーターのための「ホールのおもてなし研修会」レポート

2016年5月19日
5月14日(土)に公演サポーターのための「ホールのおもてなし研修会」を実施しました。講師に角屋里子先生をお迎えし、15名のサポーターとトリトンアーツスタッフが参加をしました。この研修会は毎年開催していますが、今回は4月に新たにサポーター登録をされた方が9名参加されました。皆さんジャケットに身を包み、集合の5分前には揃われて、少しの緊張感と研修に対する期待感が伝わってきました。
 
 トリトンアーツの事務所から第一生命ホールのロビーに移動をして、まずは「劇場・ホール運営者としての接遇の心構えと役割」についてのお話がありました。ボランティアであっても主催者やホール専属のレセプショニストと同じ気持ちでお客様に接する心が大切であるというお話の中で、ボランティア側から見た3種類のお客様は①ホールの来場者、②演奏者、③主催者であるというお話に驚きました。①②はわかりますが、③についてはボランティア運営組織側(主催者)がボランティアの方々をお客様扱いしてしまうというパターンを他でもよく耳にします。しかし、主催者にも喜んでもらえるように活動をする、それがボランティアとしての心構えであるというお話に、サポーターの皆さんも深く頷いている様子でした。
 次に「おもてなしの心を表現する」ことの大切さを学びました。どんなに心の中で思っていても目に見える形で表現しなければ相手に伝わらないものですが、話し方・言葉づかい・姿勢や立ち方・お辞儀の仕方にはある程度のルールがあるので、それを身に着けてしまえば公演サポート時だけでなく普段の生活でも役に立つということが分かりました。

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 実践でのパンフレット渡しも体験してもらいました。ただ渡すだけでなく、お客様側と渡す側に分かれて、お客様側はパンフレットを受け取る際に「トイレはどこですか?」「休憩はありますか?」「終演は何時ですか?」などの質問をしてもらいました。実際はそんなに質問をされることはありませんが、もしも質問をされた時に慌てずに答えられるようにホールの構造や公演の流れを頭に入れておくことの重要性を理解することができました。

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 1時間半の研修会でしたがあっという間に過ぎて、皆さんの顔にも達成感のようなものが感じられました。年に一度、プロの方のお話を伺い、普段の活動を振り返る貴重な時間を過ごすことができました。
 第一生命ホールの主催公演にお越しの際は、ぜひサポーターに注目してみてください!
(さく)

<サポーターの声より>
・実際にホールでの研修だったので、トイレなど場所の案内やその他実際のコンサートを意識出来て大変よかったと思います。繰り返し研修を受けることで、身についてできるようになると思いますので今後も定期的に行っていただきたいと思います。
・おもてなしの気持ちを声や姿勢、態度、表情で表現して、お客様に対して感動の余韻を残すという考えは目からうろこでした!
・今まで自分が聴きに来ていた時に当たり前のように受けていたサービスが、この様な心構えと教育にて行われていたことに初めて気づきました。また、自分の仕事にも大変役に立つことが多く、今後実際の場面でも実践しようと思います。

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