東京は桜満開!先週・今週とお花見を楽しむ方も多いのではないでしょうか。
第一生命ホールの近くでも、通り沿いの桜並木がきれいに咲き誇っています。
今回は昨年の11月28日に有馬小学校で実施したアウトリーチの模様をお伝えします。
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有馬小学校でのクァルテット・エクセルシオのアウトリーチは今年で3年目です。音楽室に到着するとエクセルシオのメンバーも「そうそうこの音楽室」と1年ぶりの訪問を懐かしんでいました。
子どもたちが音楽室へ集まってくると、音楽準備室から音楽が聴こえはじめます。
どこで音がしているのだろうとみんなキョロキョロしていると、エクセルシオのメンバーが演奏をしながら登場しました。
4人がそれぞれ動きながら子どもたちを囲んで、後ろの子までよく楽器が見えるように近づいて演奏をします。姿勢を正してきちんと音楽を聴かないといけないのかなぁと思っていた子どもたちにとっては不意打ちの登場で大盛り上がり。エクセルシオと子どもたちとの距離が一気に縮まりました。
次にモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」序曲(弦楽四重奏版)を演奏し、ワクワクした気分を盛り上げます。
そして、個々の楽器のお話をした後は、『メロディー当てクイズ』を行いました。
クラスの代表者1人が前に出て、4人の演奏者の中でメロディーを演奏していると思う人の後ろに立つというゲームです。メロディーがあちこちに出てくるので回答者は大忙しで、クラスの他の子どもたちも「あっち!そっち!」とサポートに熱が入ります。
最後は、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第9番「ラズモフスキー第3番」の第4楽章を聴いてもらいました。
6分以上もあり初めて聴く曲だと思いますが、この曲も同じメロディーがそれぞれの楽器に次々と出てくるので、子どもたちは先ほどのクイズを踏まえて自分なりに聴いている様子でした。ただ聴くだけではなんとなく流れていってしまう音楽も、何か一つ聴きどころを明確にするだけでより一層楽しんで聴けるようになると思います。
今日のアウトリーチを体験した子どもたちは、クラシック音楽=難しいとは思わなかったのではないでしょうか?
(TANスタッフ)