活動動画 公開中!

スタッフBLOG トリトン・アーツ・ネットワークの公演活動やコミュニティ活動の最新情報をスタッフがお届けします。

ボルドー国際弦楽四重奏コンクール2016レポート 第3回
アキロンQ、シューマンQをまとめて聴く!

2017年5月22日

3年に一度の若手クァルテットの登竜門、ボルドー国際弦楽四重奏コンクール(以下ボルドーコンクール)、第8回は昨年、2016年5月2日から8日にかけて開催されました。

現代のコンクールは、ハイテク(古い?)を駆使して、コンクールの様子がインターネット上で中継され、日本からもその様子を見ることができます。時差があるからさすがにリアルタイムでは......という皆さま、見逃しちゃった......という皆さま、大丈夫です!
昨年のコンクールの様子が、まだホームページから見られるのです。

我らがアキロンQの2次予選はこちら

前半はベートーヴェンの「ラズモフスキー第2番」、後半はラヴェルの弦楽四重奏曲。現地で聴いた私のメモには、「好感度大」「これぞラヴェル!」などと書いてあります。

そして、決勝のアキロンQがこちら

モーツァルトの弦楽四重奏曲第14番K387、ストラヴィンスキーの3つの作品、バルトークの弦楽四重奏曲第6番でした。

いかがですか? 他の出場団体と聴き比べてみるのも面白いかもしれませんね。でも改めて少しだけ録音を聴いてみて思うのは、やはりその場の空気を共有した、生の演奏とずいぶん印象が(いい意味でも悪い意味でも)違う、ということ。やはり弦楽四重奏は生に限る!
ぜひ皆さま、第一生命ホールで彼女たちの演奏を聴いてみてください。

そしていよいよ結果発表......

「プロクァルテット賞および第1位は、アキロン・クァルテット!」とのアナウンスで、客席で立ち上がり、他のクァルテットの祝福を受けるアキロンQ。

BORDEAUX_IMG_2068.JPG
そして、授賞式です。

BORDEAUX_IMG_2077.JPGアキロンQは、2016年7月から2018年夏までの間に、ボルドー国際弦楽四重奏コンクールの優勝者に副賞として与えられるツアーとして、オランダ、フランス、ベルギー、スペイン、イタリア、オーストリア、日本、イギリス、ドイツ、エストニア、ハンガリー、クロアチアの様々な都市で、約40公演行うことになっています。
授賞式の後、舞台裏で、さっそくこの優勝記念ツアーについて話しあう会議があり、私も日本ツアーの責任者として参加したのですが、なんと

アキロン・クァルテットのメンバー4人、
ツアー全体を取り仕切るマネージメント社長、
ドイツツアーの責任者のマネージャー、

部屋にいる7名は、すべて女性......!

そして、会議にはもちろん、ボルドーワインが登場しましたよ!

やはりボルドーコンクールにワインは欠かせないのでした。

(たな)

2016年ボルドー国際弦楽四重奏コンクール優勝ツアー
アキロン・クァルテット
日時:2017年6月4日(日)14:00開演
出演:アキロン・クァルテット[エムリン・コンセ/エリーズ・ドゥ=ベンドゥラック(ヴァイオリン) ルイーズ・デジャルダン(ヴィオラ) ルーシー・メァカット(チェロ)]
演奏プログラム:
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第5番 ヘ長調 K158
デュティユー:弦楽四重奏曲 「夜はかくの如し」
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第6番 変ロ長調 K159
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10
■公演詳細は こちら
■インタビューは こちら

シューマン・クァルテットI
日時:2017年6月10日(土)14:00開演
出演:シューマン・クァルテット[エリック・シューマン(第1ヴァイオリン) ケン・シューマン(第2ヴァイオリン) リザ・ランダル(ヴィオラ) マーク・シューマン(チェロ)]
演奏プログラム:
ハイドン:弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.76-4 Hob.III-78 「日の出」
バルトーク:弦楽四重奏曲 第2番Op.17 Sz.67 BB75
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第7番 ヘ長調 Op.59-1 「ラズモフスキー第1番」
■公演詳細は こちら
■インタビューは こちら

シューマン・クァルテットII
日時:2017年6月17日(土)14:00開演
出演:シューマン・クァルテット[エリック・シューマン(第1ヴァイオリン) ケン・シューマン(第2ヴァイオリン) リザ・ランダル(ヴィオラ) マーク・シューマン(チェロ)]
演奏プログラム:
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第23番 ヘ長調 K590 「プロイセン王第3番」
武満徹:ランドスケープ I (1960)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 Op.130
■公演詳細は こちら
■インタビューは こちら

タグ