皆さんは、ドイツ・リートを歌ったことはありますか?
そもそもドイツ・リートって何でしょう......?
リートというのは、ドイツ語で「歌曲」という意味。ドイツ語で書かれた詩にメロディーをつけた歌を指します。
そんなの歌ったことない、という皆さま、「わらべは見たり...」で始まる「野ばら」はいかがですか? あるいは「ます」や「歌の翼に」は?
ドイツ語ではないけど、日本語で歌ったことがあるかもしれない、という方はいらっしゃるかもしれませんね。
そんな、日本人の生活にとけこんでいながら、あまり知られ
ていないドイツ・リートの世界をじっくり探究して、最後は、世界最高峰のドイツ・リートを第一生命ホールで聴こう!という講座が、この秋開講します。
その名も......
「『歌の翼に』を歌う体験つきで楽しむ、クラシック音楽講座
ドイツ歌曲(リート)の奥深い世界へ」
講師は、ヘビーな話をライトに話し、時々作曲家も憑依してしまう愉快なレクチャーで大人気の有田栄先生です。
毎年、有田先生の楽しいお話の他、楽器体験(フルート、クラリネット、ヴァイオリンなど)も人気の秘訣ですが、今回は「リート」がテーマということで、楽器ではなく歌の体験で、ドイツ語と日本語で「歌の翼に」を歌います!
歌の指導をしてくださるのは、イギリス人のバリトン歌手、アリスター・シェルトン=スミスさん。オペラやリートで世界的に活躍されています。
講座の最終日に第一生命ホールで聴くのは、世界最高峰のリートデュオ、白井光子&ハルトムート・ヘルによるコンサート。
実は、アリスターさんは、今は日本在住ですが、以前ドイツのカールスルーエ音楽大学で白井光子さんとハルトムート・ヘルさんにリートを師事していたのだそうです!
アリスターさんには、「歌の翼に」の歌唱指導の他、毎回の有田先生の講義の中でも、数曲歌っていただけるという何とも贅沢なことになっています。
講座の概要は以下のとおりです。
第1回 9月9日(土)14:00~16:00
ドイツ・リートの世界への招待(ドイツ・リートとは?/リートの作曲家と名曲/ドイツ・リートと他言語の歌曲)
第2回 9月24日(日)10:00~12:00
リートに心を託した作曲家たち(シューベルト、シューマンほか)
リハーサル見学&バックステージツアー
第3回 10月14日(土)14:00~16:00
さらに、リートの世界の奥座敷へ―リートの発展と変容/アリスターとドイツ・リートを歌ってみよう!「歌の翼に」
第4回 10月28日(土)15:00~17:00
公演鑑賞「リート・デュオによる『女の愛と生涯』」
出演:白井光子(メゾソプラノ)&ハルトムート・ヘル(ピアノ)
公演の詳細は こちら
講座の内容は こちら からもご覧いただけます(5ページ目)。
この講座は、「中央区民カレッジ」の「連携講座」の1つですので、現在お申込みをいただけるのは、中央区在住、在勤、在学の方だけです。締切は8月17日。
中央区外の方も、もし締め切りまでに定員に満たない場合は、9月6日(水)から申し込みができるそうですので、チェックしてみてください。