昨年6月からトリトンアーツネットワークのサポーターとして活躍中の柴崎康久さんに、サポーター活動についてお聞きしました!
――サポーター活動をはじめたきっかけは?
昨年の春、仲道郁代さんと川久保賜紀さんのデュオのコンサートに来たときに、トリトンアーツのサポーター活動を知りました。ちょうど6月から月1回の勤務になったということもあり、音楽に関わるボランティアにも興味があったので、ちょっとやってみようかな、と思って登録しました。
――まだ1年経っていないと思えない程、トリトンアーツの活動を多岐に渡ってサポートいただいていますね。
以前から舞台の上から客席がどんな風に見えるのか知りたいと思っていました。昨年の「第一生命ホール・オープンハウス」のリハーサルで、ピアニストの田村緑さんが行うコンサートを舞台上でサポートしたんですが、実際に舞台上から客席を見ると、案外、客席が良く見えてびっくりしました。演奏者からはこんな風に見えているんだな、あくびをしたらちゃんと分かっちゃうくらい、よく見えているんだなと(笑)。
同時に舞台の上でピアノの演奏を聴くと、舞台の床からびりびりとピアノの音の震動が伝わってきて、ホール全体が楽器なんだと、体感しました。
ピアノのひみつコンサート(出演:田村緑 撮影:大窪道治)
――サポーター活動していく中での楽しみは何ですか?
私はずっと会社人間で、経理や総務畑で働いてきました。これまでは会社の中の人としか知り合うことが少なく、クラシック音楽の話をして共感してもらえるような人がなかなかいなかったんです。
でもここに来たら、水を得た魚のごとく(!)音楽の話ができる仲間がいて、とても楽しい。好きな演奏家や、行ったコンサートのこと、クラシックの本場のヨーロッパ旅行の話なんかも、みんなすごく興味を持って聞いてくれる。音楽を通じて色んな人と知り合うことができ、世界が広がりました。このトリトンアーツのサポートは、サポーターのみなさんもスタッフも非常に親切で誠実ですので、助かっています。
――これからどんな活動をしていきたいですか?
1~3歳向けの「ロビーでよちよちコンサート」や、小学校でのアウトリーチを通して、小さい頃から、いい音楽を身近に聴けるような環境にあって、だんだん好きになってもらえるってとてもいいな、と実感しました。
中・高校生にももっと公演に来てほしいし、「クラシックは敷居が高い」と思っている人にも、音楽の楽しさ、素晴らしさを伝えていきたい。耳にすっとなじむ聴きやすいものから、クラシック音楽を気軽に、身近に聴いてもらって、好きになってもらえる活動をしていきたいです。素晴しい音色と響きを感じて、自分の好きな音色を探してもらう、そのサポートですね!!
――ありがとうございます。今後もよろしくお願いします!
(たか)
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