音楽のある週末 <弦楽器の魅力>
第2回 南 紫音ヴァイオリン・リサイタル
今後が楽しみなアーティスト
私がクラシック音楽を聞き始めたのも、コンサートに行くようになったのも最近の事。世間の「のだめ」旋風に乗った一人です。
今回はTANモニターとして初めてのヴァイオリン・リサイタル体験となりました。
どれも素敵な曲ばかりでした。ヴァイオリニストも情熱的で、音もしっかりと響き、今後が楽しみなアーティストだったと思います。スタッフの方々の丁寧な応対や、細かな配慮、進行が隅々に見られました。お客様の盲導犬の入場に際し、ポスターを掲示して他のお客様の理解を得る姿勢は好感が持てました。
会報に目を通すと、週末のほか、平日の昼休憩時間や、会社帰りにクラシックなど、様々な音楽を楽しむ機会が用意されているのは素晴らしい事だと思いました。このところ都心では増えてきた取り組みであるように思いますが、私は普段郊外へ勤務しているので、こういった機会にはなかなか恵まれません。是非こういった流れを大きくしていくような活動にも期待したいです。
勝どき駅からトリトンスクエアへの道のりは長く、少々つらいなと感じました。駅に直結するような会場に比べると、行きにくいと正直思います。
私は肩身の狭い喫煙者です。分煙が徹底されていながらも、喫煙所が適度に配置されているため、気持ち良く一服できる場所でした。昨今喫煙のために休憩時間に慌ただしく入退場しなければならない会場が多いですが、入場後も喫煙できる環境はとても助かりました。
会場である第一生命ホールですが、座席が非常に良くできていると思いました。映画館などとは異なり、木製のしっかりとした作りの肘掛けのおかげで近隣の席をあまり意識する事無く鑑賞できました。空調も程よく、最適です。
今予定されているクァルテットなどは、非常に興味をそそられております。クラリネットやフルートの木管の響きは非常に美しく、第一生命ホールにはぴったりなのではないかと、勝手に思っておりますが、いかがでしょうか(笑)。
今後もどうぞ、いろいろな企画をおこしてください。楽しみにしております。
公演に関する情報
音楽のある週末 <弦楽器の魅力>
第2回 南 紫音ヴァイオリン・リサイタル
日時: 2010年7月24日(土)14:00開演
出演者:南 紫音(ヴァイオリン) 江口 玲(ピアノ)
演奏曲:
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番ホ長調op.27-6
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第28番ホ短調K.304(300c)
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第25番ト長調 K.301(293a)
ショスタコーヴィチ(ツィガーノフ編):4つの前奏曲op.34-10,15,16,24
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調op.94bis
ラヴェル:ツィガーヌ