ベートーヴェンは、おじいさんもお父さんも音楽家だったので、小さい頃からお父さんにピアノを習ってどんどんじょうずになりました。
ベートーヴェンより14才年上の作曲家モーツァルトが、子どもの時「神童(神さまの子どものように才能がある)」といわれて評判になっていたので、お父さんは7才のベートーヴェンを「6才」と言って、デビューコンサートを開きました。その方がみんな「小さいのにすごいね!」と感心すると思ったんですね。
その後、別の先生についてピアノだけでなく、オルガン、作曲、ヴァイオリン、ヴィオラなどを習ったベートーヴェンは、宮廷のオルガン弾きとして、13才の時からお給料をもらって働き始めました。
16才の時、勉強のためにウィーンに行きますが、やさしいお母さんが病気になったという知らせを受けて、すぐにボンに帰ります。お母さんが亡くなった後、お父さんはお酒を飲んでばかりで頼りにならなかったので、ベートーヴェンはまだ小さい弟2人の世話をしながら、音楽家としていっしょうけんめい働いて家族を助けたのです。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
1770年ドイツのボン生まれ。小さいころに父からピアノを習い始めます。オーストリアのウィーンに住み、9曲の交響曲をはじめ、32曲のピアノ・ソナタ、16曲の弦楽四重奏曲など、数多くの優れた曲を残しました。
交響曲、弦楽四重奏曲など、
第一生命ホールでベートーヴェンが聴ける公演はこちら
※トリトンアーツ通信vol.168(2018年3月号)の記事を再掲しました
第二回 親子でチャレンジ!ベートーヴェンクイズ♪
問題:ベートーヴェンがデビューコンサートをしたのは何歳の時でしょう?
1.7歳 2.10歳 3.12歳
答え:1.7歳
2020年6月1日 twitterより出題