11月20日に迫った「第一生命ホール15周年記念ガラ・コンサート」の、出演者の皆さまを何回かに分けてご紹介しています。
皆さま、私たちトリトン・アーツ・ネットワークの2本の柱である「ホール事業」や「コミュニティ事業」で、これまでもお世話になってきた方ばかりです。
今回ご紹介するのは、東京混声合唱団(東混)からの精鋭メンバー8名で構成する 「東混ゾリステン」。
東混と第一生命ホールは、実は、ホールが有楽町の本社にあったころからのおつきあいです。
これは先日文化功労者にも選ばれた、東混の創立者であり桂冠指揮者の田中信昭先生から以前伺った話なのですが、
1956年の東混創立の動きを見ていた、当時の第一生命の社長矢野一郎氏が「うちのホールでやったら」と声をかけてくれ、第3回の定期演奏会から第一生命ホールで開催することができた、
とのこと。「社内の表彰式などの催しでも歌う機会をいただいたりして、育てていただいた」と。
2001年に、ここ晴海に新しい第一生命ホールができてからも、定期演奏会でお世話になり、2003年からは原爆記念日に近い8月に、林光作曲の「原爆小景」を歌う、「林光・東混 八月のまつり」も開催しています。
今年創立60周年を迎えた東京混声合唱団とは、ぜひ15周年をごいっしょにお祝いしたいと思って、音楽監督の今をときめくマエストロ山田和樹さんに「ガラ・コンサート」への出演をご相談したところ、「東混ゾリステン」がふさわしいのでは、というアドヴァイスをいただき、登場していただけることになりました。
今回、東混ゾリステンが演奏するのは以下の2曲です。
モーツァルト:
グラドゥアーレ「天主の御母なる聖マリア」K273
モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K618
ふだん、ピアノやオルガンとの伴奏で歌うことが多いそうですが、今回はなんと、ウェールズ弦楽四重奏団との共演!
夢の共演が続く「ガラ・コンサート」ですが、これも今後はなかなか聴く機会がないだろう組み合わせ。モーツァルトの天上の音楽を、極上のハーモニーを奏でる弦楽四重奏と合唱で、どうぞご堪能ください。
(たな)
室内楽の魅力 モーツァルト 第1回
第一生命ホール15周年記念ガラ・コンサート
2016年11月20日(日)14:00開演
■プログラム&出演者
《オール・モーツァルト・プログラム》
ソナタ ハ長調 K14 吉野直子(ハープ) 佐久間由美子(フルート) 横坂源(チェロ)
「泉のほとりで」の主題による6つの変奏曲ト短調K360 松原勝也(ヴァイオリン) 仲道郁代(ピアノ)
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 ト長調 K423 矢部達哉(ヴァイオリン) 川本嘉子(ヴィオラ)
弦楽四重奏曲 ハ長調K465「不協和音」より第1・4楽章 (ウェールズ弦楽四重奏団)
ピアノ・ソナタ ハ長調K545 仲道郁代(ピアノ)
ディヴェルティメント変ホ長調 K563より第2楽章 松原勝也(ヴァイオリン) 伊藤慧(ヴィオラ) 西山健一(チェロ)
アダージョとロンドK617 吉野直子(ハープ) 佐久間由美子(フルート) 矢部達哉(ヴァイオリン) 川本嘉子(ヴィオラ) 横坂源(チェロ)
グラドゥアーレ「天主の御母なる聖マリア」K273 (東混ゾリステン、ウェールズ弦楽四重奏団)
モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K618 (東混ゾリステン、ウェールズ弦楽四重奏団)
■料金
S席¥6,000 A席¥5,500 B席¥4,500 ヤング¥1,500(小学生以上、25歳以下)