前回に引き続き、エルデーディ弦楽四重奏団がおおくりするイタリア・プログラムについて、ご紹介します。前回はこちらをご覧ください。
2曲目は、ピツェッティの弦楽四重奏曲第2番です。
この作品は、今回のイタリア・プログラムのために、エルデーディ弦楽四重奏団のみなさんがいくつかの候補の中から、『ぜひご紹介したい』と選ばれた1曲。
現在の日本では有名な作曲家とは言えないと思いますが、まだプッチーニが存命だった1920年頃のイギリスの音楽専門誌では、"今日のイタリアでもっとも偉大な作曲家"と紹介されていたとか。
ピツェッティの作品の根底には、どんな苦しいことも、最後は救済によって救われるというキリスト教的な教えがあるようで、各楽章の最後には、いにしえの音が救済のモチーフのように出てくるそうです。
「とにかく一度聴いていただく価値のある隠れた名曲」と、ヴァイオリニスト蒲生さんが太鼓判を押した作品です。
〈クァルテット・ウィークエンド〉
エルデーディ弦楽四重奏団
~生誕200年を迎えたヴェルディと近代イタリアの名作たち
日時:2014年2月16日(日)14:00
会場:第一生命ホール
出演:エルデーディ弦楽四重奏団
蒲生克郷/花崎淳生(ヴァイオリン) 桐山建志(ヴィオラ) 花崎薫(チェロ)
料金:一般¥3,500 シニア¥2,500(60歳以上) ヤング¥1,500(小学生以上、25歳以下)
公演詳細は こちら