
日時 |
2019年12月12日(木) ①9:25-10:10 ②10:30-11:15 |
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出演 | 浜まゆみ(マリンバ)、前田啓太(パーカッション) |
概要 |
実施会場:中央区立日本橋小学校 音楽室 対象者:小学4年生2クラス 人数:53名 助成等:文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 |
【プログラム】
♪M.シュミット:ガーナイアM.シュミット
♪リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
♪A.ゲラシメス:アズヴェンチュラス
♪クリスマスメドレー
♪三木稔:マリンバ・スピリチュアル(カット版)
【レポート】
元気いっぱいの日本橋小の子どもたちは好奇心も旺盛、演奏者の打楽器での呼びかけ(コール)にも思い思いに応えて(レスポンス)いました。
あんなにワクワクの気持ちいっぱいだった教室はマリンバと打楽器(ジャンベ)の演奏が始まるとまさに水を打ったようにシンとし、どんな小さな音も聞き逃さないぞという集中力で聞き入っていました。 途中、ジャンベを1人1人叩く時にも子どもたちは個性あふれる叩き方で楽しそうでした。
楽器説明では、たくさんあるマリンバのバチ(マレット)の違いを質問(クイズ)形式にしたり、実演しながら説明したりと、とても丁寧にわかりやすく子どもたちに接していました。
スネアドラムの分解・組み立てでは演奏者の工夫ある説明にクスクス笑いながらも目は離さず積極的に質問や思ったことを発言していました。それでもいざ演奏が始まる瞬間は奏者と一緒に息を吸い曲の世界へ入り込んでいく子ども、小さな音の時には体を乗り出し、大きな音の時には耳をふさぎのけぞったり、最初から最後まで微動だにせず聴いたり、スネアドラム1つで繰り広げられるいろいろな音色、奏法、強弱を目で耳で思い思いに感じていました。
最後の曲は日本の作曲家の作品で海外では高評価を得ている有名作品だそうです。日本人になじみやすいメロディやリズムで、小学校にあった和太鼓を急遽お借りして演奏パートに加えていました。日本ではまだあまり知られていない曲ということで子どもたちには身近に感じてほしい作品という奏者の願いが込められていました。
好きなところで聴いていいということで子どもたちは目の前で、真横で、マリンバ見たり打楽器みたり存分に楽しんでいました。終わった後も、奏者、楽器の周りに集まり質問攻めにしていました。
(トリトンアーツスタッフ 観察レポートより)
桐朋学園大学音楽学部演奏学科打楽器科マリンバ専攻を首席で卒業。同大学研究科修了後、アメリカミシガン大学打楽器科大学院留学。1999年、第2回世界マリンバコンクール第2位。これまでに東京交響楽団との共演、Percussive Arts Society コンベンション(テキサス、米国)“Time for Marimba”にて招聘演奏・パネリストとして出席。The University of California Davis(米国)、チアパス州立芸術科学大学(メキシコ)、The University of Michigan(米国)、California State University, Fresno(米国)、Denison University(米国)にて演奏・マスタークラスを行う。第1回ラテンアメリカマリンバコンクールにて審査委員を務める。国内外で演奏活動を行なう傍らでトークを交えながら幅広い層に親しめるサロンコンサートも行なっている。 |
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富山県出身。 武蔵野音楽大学卒業。 ドイツ国立カールスルーエ音楽大学へ留学。同大学大学院修士課程にて満場一致の最優秀の成績を得て帰国。 2011年バーデン文化財団主催の国際音楽コンクール「KuLturfonds Baden Wettbewerb」第1位受賞。 第31回日本管打楽器コンクール・パーカッション部門第2位受賞。 2012・13年サイトウ・キネン・フェスティバル「兵士の物語」に出演。 2017年Studio N.A.Tより無伴奏打楽器独奏によるCD「I Ching」をリリース。 一般財団法人地域創造による公共ホール音楽活性化支援事業登録アーティスト。 これまでに安藤芳広、中村功、山口多嘉子、吉原すみれ、JochenBrenner、ThomasHoefsの各氏に師事。 |
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