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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

アウトリーチ

4年生はじめてのクラシック
中央区立豊海小学校

浜まゆみ(マリンバ)&
小林拡史(打楽器)
今年度アウトリーチ実施全5校の
子どもたちからのアンケート集

基本情報

日時 2021年3月19日(金)
①8:35-9:20
②9:30-10:15
③10:35-11:20
④11:30-12:15

出演 浜まゆみ(マリンバ)、小林拡史(打楽器)
概要 実施会場:中央区立豊海小学校 ランチルーム
対象者:小学4年生4クラス
人数:150名
助成等:文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会

レポート

【プログラム】

♪M.シュミット:ガーナイアM.シュミット
♪リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
♪A. ゴメス & M.ライフ作曲:レインダンス
♪M. マンフレッド:アイネ クライネ ティッシュムジーク
♪Z. アブレウ:ティコ ティコ
♪A. ハチャトゥリアン:剣の舞 


【レポート】

今年度の、浜まゆみさん(マリンバ)と小林拡史さん(打楽器)によるアウトリーチは月島第二小学校、月島第三小学校佃島小学校日本橋小学校豊海小学校の全5校行いました。感染症対策を講じたアウトリーチはこれまでと違い、奏者と子どもたちの距離をとったり、音楽室から体育館など場所を移動しての実施となりました。
それでも、音楽を通じての子どもたちの笑顔は変わらず、驚きの表情や、演奏に集中するあまり思わず手足が動いている様子、1曲ごとの心からの拍手は本当にうれしくてたまらない様子で楽しい時間でした。このような状況下での実施でしたが、改めて生の音楽(演奏)の素晴らしさを実感しました。(写真は豊海小学校)

★トリミング_ファイル_014.jpeg

【子どもたちのアンケートより】(全5校より抜粋)

●楽器にはいろいろな個性があって、いろんな音が出ているからやっぱり音楽はいいなと思った。私はもとから音楽が好きだったけど、今日のコンサートでもっと音楽が好きになったから音楽の力ってすごいなと思った。
●楽器の種類の多さにびっくりした。
●こんなに音楽が好きな人を見たことがなかったからとても驚きました。ぼくも音楽を楽しみたいです。
●「熊鉢の飛行」の最後の時に本当に蜂が飛んで行ったのかと思ってびっくりしました。
●今まであまり興味がなかったけどちょっとだけ他のコンサートが見たいと思いました。
●楽器でいろいろな表現ができて不思議だしすごいなと思いました。
●自分で作った楽器があってすごいなと思った。
●音楽のイメージに合わせて使う楽器も工夫しているのがおもしろいと思った。
●自分も楽器をやってみたいと思った。
●マレットを両手合わせて4本持っててたくさん使ってすごいと思いました。
●楽器にはいろんな種類・音があることを知って音楽の世界はおもしろいと思った。
●いろいろな音を楽器で表せるのはすごいなと思いました。

★ファイル_055.jpeg

●先生がいつも「音楽は人の心を動かす」と言っていたけど本当にそれは今回のコンサートでわかった。音楽が大好きになった。
●二人ともどうしてあんなに速く演奏できるんだ?
●ドラムの振動がすごくてびっくりした。
●演奏している時、頭の中で物語が作れました。
●もっと音楽に出会いたいなと思いました。
●演奏を聴いてすごかったことは2人の息がぴったりだったことです。
●音楽を聴いてどんな事しているのかな?どんな様子かな?と考えてみたらとても楽しかったです。
●知らない楽器をいっぱい知れてよかった。
●レインスティックは本当に雨が降っているみたいで面白かった!僕もレインスティックを作ってみたい!
●テレビとかで見るコンサートとかと違って目の前で見るととても迫力があってすごかった。
●今回は体育館で聞いたけど、ホールへ行ってコンサートを聞きたいと思いました。音楽を聴いていた時、床に振動が伝わっていて迫力を感じました。
●赤鼻のトナカイのリズムを覚えて母に教えて遊びました。

★顔ぼかし_ファイル_045.jpeg

●コンサートってずっと聞いているだけのイメージだったけど今日のコンサートはとても楽しくて思っていたのと違ってとても楽しめた。
●音楽がとても好きになれました。学校の音楽の授業を楽しんで受けたいです。
●いろんな物が打楽器になって音楽って素敵だなと思いました。
●初めてプロの音楽を生で見たり聴いたりして音楽は苦手だけどより好きになれた。
●音楽はきらいだけど少しだけ興味がわいてきました。音楽の授業はもう少しぐらい頑張ってみようかなと思います。
●音楽を聴いても感じるかとは人それぞれなのだと改めてわかりました。
●二人の楽器(音楽)が好きという気持ちが伝わって私自身もいろんなことをがんばる自信がもてました。

プロフィール

浜まゆみ(マリンバ)  Mayumi Hama
桐朋学園大学音楽学部演奏学科打楽器科マリンバ専攻を首席で卒業。同大学研究科修了後、アメリカミシガン大学打楽器科大学院留学。1999年、第2回世界マリンバコンクール第2位。これまでに東京交響楽団との共演、Percussive Arts Society コンベンション(テキサス、米国)“Time for Marimba”にて招聘演奏・パネリストとして出席。The University of California Davis(米国)、チアパス州立芸術科学大学(メキシコ)、The University of Michigan(米国)、California State University, Fresno(米国)、Denison University(米国)にて演奏・マスタークラスを行う。第1回ラテンアメリカマリンバコンクールにて審査委員を務める。国内外で演奏活動を行なう傍らでトークを交えながら幅広い層に親しめるサロンコンサートも行なっている。
小林拡史(打楽器)  Maeda Kenta, percussion
桐朋学園大学音楽学部 演奏学科打楽器専攻卒業。大学卒業後、オランダ・ロッテルダム音楽院のジャズ科を経て、ヨーロッパにて録音やライブの演奏活動を開始。現在は主に国内を中心にドラムセットの演奏をメインとした、タレントのバックバンドや音楽番組への出演、ライブサポート、また自身のバンドでのライブ活動なども行っている。その他、クラシック、打楽器アンサンブルやカホン、ジャンベなど民族打楽器も演奏する。ドラムセットを田中康弘(RCC ドラムスクール)、山背弘、Peter Ypma の各氏に、打楽器を山田徹、佐野恭一の各氏に師事。
2008年、ピアニスト大賀美子とのデュオ「Feelinʼ(フィーリン)」2013年にはピアニスト須藤信一郎、ベーシスト木田浩卓とのトリオ「Trattrio(トラットリオ)」を結成。以後自主公演や各種イベントへのゲスト出演は各地で好評を得ている。
(C)photo by yuka yamaji