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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

第一生命ホール ロビーコンサート
過去の様子

~室内楽アウトリーチセミナー講師と受講生による~

第一生命ホール ロビーにて開催する入場無料のコンサート。
チャイコフスキーの弦楽四重奏曲をはじめ、
メンデルスゾーンの弦楽八重奏など、本格的な室内楽をおおくりします。

基本情報

日時 2012年2月13日(月)12:15~14:00
出演 ●講師:松原勝也(ヴァイオリン)、柳瀬省太(ヴィオラ)
●セミナー受講生:竹内弦/藤代優意/和田歌子(ヴァイオリン)、福田道子(ヴィオラ)、伊藤七生/久良木夏海(チェロ)
概要 会場:第一生命ホール ロビー
入場無料・予約不要

[プログラム]
バルトーク:弦楽四重奏曲 第3番 BB93
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第1番ハ長調op.49
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲 第1番 二長調 op.11
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 op.20

[お問い合わせ]
トリトン・アーツ・ネットワーク・チケットデスク
TEL:03-3532-5702

[参加者] クラシック愛好者、近隣住民 133名

レポート

「コミュニティの中で音楽家がどう生きていくか」をアウトリーチの実践を通して学んでいく<室内楽アウトリーチセミナー>に今年度は6名の若手弦楽器奏者が参加しました。受講生は2つのグループに分かれて、講師(松原勝也・柳瀬省太)と共に弦楽四重奏を組み、1年かけてアウトリーチをそれぞれ3回体験してきました。また、締めくくりとして2月13日に行われた第一生命ホールロビーコンサートでは、弦楽四重奏と2つのグループ合同の弦楽八重奏を演奏し、約130名のお客様に楽しんでいただきました。 セミナー生からは「大学を卒業してからは室内楽とくに弦楽四重奏に取り組む機会が少なくなるため、こういう機会があったことは良かった。また、講師の先生と共演できることも大変勉強になった。」「子どもに何を伝えられるか?言葉使いはどうしたらよいか?など実践を通して肌で感じることができた。」「ある程度決まっているプログラムを演奏するだけではなく、白紙の状態からプログラムを組み立てることができたので楽しかったし勉強になった。」「長期間のセミナーだったので、じっくりと取り組めたことがよかった。」「自分を見つめ直す時間を持てた。」という声が聞かれました。 TANはこれからプロとして活躍する若い演奏家を応援するため、室内楽アウトリーチセミナーを継続します。

プロフィール

講師:松原勝也(ヴァイオリン)  
東京藝術大学在学中に安宅賞受賞。クライスラー国際コンクール等で上位入賞。1989年から98年まで新日本フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターを務める。バッハから現代までを俯瞰的視野でとらえた無伴奏リサイタルシリーズ、即興や、ジャズミュージシャンとのコラボレーション、現代作品の初演、ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏など、多彩な演奏活動は極めて高い評価を受けている。2001年~2010年まで第一生命ホールでの~若い演奏家のための弦楽セミナー《アドヴェントセミナー&クリスマスコンサート》~をプロデュース。第17回中島健蔵音楽賞、第55回文化庁芸術祭新人賞受賞。静岡AOIレジデンスクヮルテットメンバー、霧島国際音楽祭講師、東京藝術大学音楽学部教授。
講師:柳瀬省太(ヴィオラ)  
5歳よりヴァイオリンを始め、吉永清子、小国英樹、久保陽子の各氏に師事。第41回全日本学生音楽コンクール西日本大会高校の部第2位。18歳よりヴィオラを始め、店村眞積、岡田伸夫の各氏に師事。東京藝術大学音楽学部、桐朋学園ソリスト・ディプロマコースに学ぶ。1996年、第52回ジュネーヴ国際音楽コンクールディプロマ賞。1997年、第1回淡路島しづかホールヴィオラコンクール優勝。2002年、文化庁芸術家在外派遣研修生としてイタリア・パドヴァに留学。2004年から2009年までシュトゥットガルト州立歌劇場管弦楽団、2009年4月から神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者。ストリング・クヮルテットARCO、サイトウキネンオーケストラのメンバー。サイトウ・キネンフェスティバル松本、宮崎、北九州など音楽祭、チェリストのマリオ・ブルネロ主宰のオーケストラ・ダルキ・イタリアーナの参加、JTアートホール室内楽シリーズの出演、リサイタルなどで活躍。また、2000年から02年にかけて、さいたまアーツシアターカルテットでベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏会を行った。第1回松方ホール音楽賞、大阪文化祭賞を受賞。
竹内弦(ヴァイオリン)  
1983年香川県生まれ。4歳よりヴァイオリンを始める。東京都立芸術高等学校を経て東京芸術大学を卒業。同大学院音楽研究科修士課程修了。2003~2006年、原村室内楽セミナーに参加、緑の風奨励賞受賞。2006~2007年、シモン・ゴールドベルク・メモリアルセミナーに参加。2007年、アドヴェントセミナー&クリスマスコンサートに参加。
旧奏楽堂・木曜コンサート、芸大ラヴェル・プロジェクト、芸大室内楽定期演奏会などに出演。これまでにヴァイオリンを藤野妙子、服部芳子、原谷百代、岡山潔、松原勝也の各氏に師事。現在、オーケストラ、室内楽、現代音楽と、様々な分野で活動中。
藤代優意(ヴァイオリン)  
東京音楽大学・同大学大学院を経て、英国王立音楽院修了。東京音大短期留学奨学生としてモーツァルテウム国際サマーアカデミー及び英国王立音楽院にて研鑚を積んだ他、ライプツィヒ国際音楽アカデミー、ロンドンマスタークラス等に参加。51st Collegium Musicum Schloss Pommersfelden Music Festivalに招待され、オーケストラ・室内楽コンサートシリーズに出演した他、東京音大主催ソロ室内楽定期演奏会、京都国際音楽学生フェスティバル、Charterhouse International Music Festivalガラコンサート、Lake District Summer Music Festivalメニューインコンサート、カークビーマーケットデイリサイタル等に出演。第4回全日本芸術コンクール第3位。トリトン・アーツ・ネットワーク主催アドヴェントセミナー2009コンサートミストレス。これまでにヴァイオリンを田中千香士、篠崎功子、大谷康子、海野義雄、リチャード・ディーキンの各氏に、室内楽を浦川宜也、山洞智、マイケル・デュセックの各氏に師事。現在、ソロ、室内楽を中心に幅広く演奏活動を行っている。
和田歌子(ヴァイオリン)  
埼玉県立大宮光陵高等学校音楽科、東京音楽大学を経て、同大学科目等履修生修了。第12回日本クラシック音楽コンクール大学の部最高位(審査員特別賞受賞)受賞。第1回レガシィヴァイオリンコンクールアンサンブルの部金賞、ヤマハ賞レガシィ賞受賞。第9回江藤俊哉ヴァイオリンコンクール入選。ヴァイオリンを海野義雄、大谷康子、浅井万水美の各氏に、室内楽を苅田雅治、百武由紀、齋藤真知亜の各氏に師事。開智学園総合部カルチャースクール非常勤講師、ミュージックアカデミー東京講師として後進の指導に当たる傍ら、ソロ、室内楽、オーケストラなどで演奏活動を行っている。
福田道子(ヴィオラ)  
国立音楽大学附属音楽高等学校在学中にヴィオラに転科。桐朋学園大学音楽学部を経て、現在同大学研究科・桐朋オーケストラ・アカデミーに在籍。第30回霧島国際音楽祭にて霧島音楽祭賞受賞。2010年度京都フランスアカデミーにてブルーノ・パスキエ氏のマスタークラスを受講、修了コンサート出演。現音・器楽アトリエ2009、別府アルゲリッチ音楽祭、ヴィオラ・スペース、武生国際音楽祭、小澤征爾音楽塾などに参加。2009年度アドヴェントセミナー受講生。これまでにヴィオラを馬渕昌子、川崎和憲、菅沼準二、店村眞積の各氏に、ヴィオラ・ダ・ガンバを中野哲也氏に師事。
伊藤七生(チェロ)  
9歳よりチェロを始め、堤剛、岩崎洸、音川健二、銅銀久弥の各氏に師事。桐朋女子高校音楽科、桐朋学園大学を経て、桐朋学園大学院大学音楽研究科修了。2008年、若い音楽家のための弦楽セミナー《アドヴェントセミナー&クリスマスコンサート》受講。2009年、秋山和慶指揮・桐朋アカデミー・オーケストラと協奏曲協演。2010年、山手の丘音楽コンクール弦楽器部門入選。霧島国際音楽祭、武生国際音楽祭、ブソッティ・イタリア現代音楽プロジェクト、とやま室内楽フェスティバル・アウトリーチ、ザルツブルク夏季アカデミー、AIMS Festival(スペイン)等にて研鑽を積む。
久良木夏海(チェロ)  
6歳よりチェロを始める。東京芸術大学音楽学部附属音楽高校を経て、同大学卒業。これまでにいしかわミュージックアカデミー、京都フランス音楽アカデミー、TANアドヴェントセミナー、富山室内楽フェスティバル、ウィーンマスターコース、PMFオーケストラに参加。東京芸大シンフォニーオーケストラメンバーとしてベルリン公演出演。2005~6年、Hakujuホール、津田ホールにて行われた「井上頼豊トリビュートコンサート」に最年少出演。鈴木秀美、古川展生らと共演。これまでに故・井上頼豊、苅田雅治、長谷川陽子、山崎伸子、岩崎洸各氏に師事。桐朋学園オーケストラアカデミー研修課程を終了し、幅広く活動中。