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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

晴海トリトンスクエア・グランドロビーコンサート

~晩秋を彩るトリオの調べ~

晴海トリトンスクエア内2階グランドロビーにて開催する無料コンサート。平日のランチタイムに音楽による憩いのひと時をお届けします。

基本情報

日時 2012年10月31日(水)12:20~13:00
出演 オメガピアノトリオ
 [鷲宮美幸(ピアノ)/松実健太(ヴァイオリン)/唐津健(チェロ)]
概要 会場:晴海トリトンスクエア グランドロビー

入場無料・予約不要

【プログラム】
ハイドン:ピアノ三重奏曲ト長調 Hob.XV:25より第3楽章「ジプシー風ロンド」
モーツァルト:ピアノ三重奏曲ト長調 K.564より第3楽章
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲変ロ長調op.11「街の歌」より第1楽章
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲二短調op.49より第1楽章

【お問い合わせ】
トリトン・アーツ・ネットワーク・チケットデスク
TEL:03-3532-5702(平日11:00~18:00)

【協賛】
晴海トリトンスクエア

【後援】
中央区社会福祉協議会

レポート

爽やかな秋晴れにぴったりの「オメガピアノトリオ」のコンンサートはベートーベンのピアノ三重奏で幕を開けました。

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メンバーの皆様は桐朋学園在学中からの仲間、その演奏もピアノ・ヴァイオリン・チェロがまるで秋晴れと競争するかのように観客を優しく暖かく音楽の世界に包み込んでいきます。

併せて今回のお客様はロビーコンサートの熱心なファンそれともオメガピアノトリオのファンの方が多かったのでしょうか、一曲が終わるたびに惜しみない大きな拍手が湧き上がりました。

また当日はハロウィーン、オレンジ色のドレスに身を包んだピアノの鷲宮さんのシナリオは本当に心憎い演出でしたね。

次回のロビーコンサートが大変楽しみだと多くのお声もいただきました。


[レポート  サポーター R.H.]

プロフィール

オメガ ピアノトリオ  
桐朋学園在学中から20年来の親友3人が2010年に結成。NHK-FM「名曲リサイタル」でデビューを飾り、その後も幅広くコンサート活動を続けている。
鷲宮美幸 (ピアノ)  Washimiya Miyuki
桐朋学園大学ピアノ科入学。
在学中、フランス音楽界の第一人者H.ピュイグ=ロジェ氏に見い出され、パリに留学。帰国後、桐朋学園大学を卒業。
第56回日本音楽コンクール入選を皮切りに、UFAM国際コンクール・室内楽部門第2位、日本室内楽コンクール第3位、国際ピアノデュオ・コンクール2台4手部門第2位(日本人最高位)など、多くのコンクールに入賞するとともに、トゥール国際アカデミーでは2年連続で最優秀受講生に選ばれた。
音楽の構造を的確に把握した上での繊細かつ大胆な表現は高く評価され、現在各地の音楽祭での公式ピアニスト、オーケストラ公演のソリスト、室内楽奏者、桐朋学園大学嘱託演奏員などで活躍中。
また多くの国内外の著名なソリストに請われ、ジャン・ワン、マクサンス・ラリュー、レ・ウ"ァン・フランセのジルベール・オダン等と共演し、また世界屈指のチェリスト、ミッシャー・マイスキーと「徹子の部屋」「ニュース23」でも共演し、好評を博す。
NHK FM「名曲リサイタル」に度々出演し、2007年11月にはNHK BS「ぴあのピア」にソロで出演。
これまでにピアノを寺西昭子、村手静子、T.パラスキヴェスコ、高木茉莉、松浪佳子の各氏に、室内楽をJ.M.ダマーズ、三善晃、H.ピュイグ=ロジェ、クリスチャン・イヴァルディの各氏に、チェンバロを遠藤陽子氏に師事。
CDに、「ワッシー ファンタジア」(PF.鷲宮美幸/DQC-65パスティエル)、「三上 亮 ツィガーヌ」(VN.三上亮、PF.鷲宮美幸/FOCD9395フォンテック)、「唐津 健 ブリッジ、バーバー:チェロ・ソナタ」(Vc.唐津健、Pf.鷲宮美幸/AUCD-19アウローラ)、「マクサンス・ラリュー来日40周年記念コンサート」(FL.マクサンス・ラリュー、ジョゼッペ・ノヴァ、東條茂子、清水和高、Cem.PF.鷲宮美幸/FPCD4421フォンテック)、「コイデッシモⅡ」(FL.小出信也、PF.鷲宮美幸/ALCD-7081コジマ録音)、「バスーンブリランティッシモ」(Fg.田中雅仁、PF.鷲宮美幸/ADW7457パヴァーヌ[ベルギー])、「日本の作曲・21世紀の歩み」(VN.青木調、PF.鷲宮美幸/20-21CD003東京コンサーツ)、「鹿野裕美子/高山植物のきせつ」(連弾:primo鹿野裕美子、secondo鷲宮美幸/wwcc-7361ナミレコード)などがあり、いずれも高い評価を得ている。
鷲宮美幸オフィシャルサイト http://www.miyuki-washimiya.com/
松実健太(ヴァイオリン)  Matsumi Kenta
桐朋学園大学を経て、英国王立音楽院大学院ヴァイオリン科首席卒業。ヴィオラ研究科修了。
1992年パロマドーロ国際室内楽コンクール最高位並びに新曲最優秀賞受賞。
1994年第9回ターンブリッジウェルズ国際コンクール弦楽器部門優勝。
第5回ライオネルターティス国際ヴィオラコンクール第2位と、ピーターシドルフ特別賞受賞。
その他、国際コンクールにおいて多数入賞している。
2001年英国王立音楽院より「Hon.ARAM」(名誉王立音楽院準メンバー)を授与された。
2006年ライオネルターティス国際ヴィオラコンクールの審査員を務める。
現在は、日本を拠点に欧米でも活躍、国内ではサイトウキネンオーケストラ、ゆふいん音楽祭、いしかわアスペン音楽祭等に参加。
またNHK-FM「ベストオブクラッシック」、NHK-BS「ぴあのピア」の出演など、主にソロ・室内楽奏者として活躍している。
2000年セイコーエプソンからソロアルバムをリリース、続いて、≪マイ・バッハ・プラスワン≫を、
2003年5月初めてのヴァイオリンソロ・アルバム、≪通りゃんせ~日本のメロディー≫などの4枚の
CDをリリースして、いずれも好評を博している。
大阪相愛大学、昭和音楽大学、桐朋学園大学附属音楽教室で後進の指導にもあたっている。
使用している楽器は昭和音楽大学所蔵のフランチェスコ・ゴッフリラ(1700年代)。
日本室内楽アカデミーメンバー。
松実健太オフィシャルサイト http://matsumikenta.com/
唐津健(チェロ)  Karatsu Ken
東京生まれ。4歳からピアノを、9歳からチェロを始め、安田謙一郎、松波恵子、毛利伯郎の各氏に師事。
1990年、桐朋学園高校音楽科を卒業後、奨学金を得て、英国王立音楽大学に留学。ジャクリーヌ・デュ・プレを育てた名教授、ウィリアム・プリース、アマリリス・フレミングらに師事。学内において、学年首位の生徒に与えられるバリーマニロープライズをはじめ、最優秀のチェロ生徒に贈られるスコールフィールドプライズ、室内楽でもスーザン・コーネルプライズ等を受賞。
ミュリエル・テイラー・チェロコンクールに最年少で第2位に入賞。
ウインチェスター大聖堂に於いて、ソロ・リサイタルを開催するなど、ヨーロッパ各地でリサイタルを行う。
1991、92年、札幌のパシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)に参加。
1993年、英米教育交流奨学基金より奨学金を得て、米国のアスペン音楽祭に参加。 その年、国連大学開学記念コンサートに出演。
1994年には大学より推薦を受け、ロンドン交響楽団に於いて演奏。
その年、英国王立音楽大学を首席で卒業。
1995年より文化庁在外派遣研修員として渡米し、ジュリアード音楽院のザラ・ネルソヴァ氏に師事。1996年にボストン・ニューイングランド音楽院修士課程に入学し、ローレンス・レッサー氏に師事。
1998年、同校を演奏名誉賞付きで卒業後、カザルスホールに於いて、日本デビューリサイタルを開催し、その模様はスカイパーフェクTVのスーパークラシックテレビにて放映され、「精巧なテクニックを持ち、甘美な表情だけではなく、自身の心の内を素直に聞き手に伝えることの出来る稀有なチェリスト」と各誌で絶賛された。その後も、王子ホール、津田ホール、軽井沢大賀ホールなどで毎年リサイタルを開催し、室内楽でも国内外のトップアーティストと共演を重ねている。
2002年より、「公共ホール音楽活性化事業」登録アーティストとして、全国でのコンサート、学校や施設へのアウトリーチ活動などを行うほか、NHK-FM「名曲リサイタル」や中央FM、NHK-BS等メディア出演も多い。
2007年秋には、日本初録音となる「ブリッジ・バーバー:チェロソナタ」をリリース。「レコード芸術」誌では、「最高に美しい音を引き出そうとする演奏姿勢、そしてその結果として生まれた音楽の自然な佇まいに感動を覚える」と高く評価された。
使用のチェロは1690年代作製のジョセフ・ガルネリ。
唐津健オフィシャルサイト http://ken.karatsu.name/