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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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アーティスト・インタビュー

© JUN TAKUMI

岡本誠司

雄大と行く昼の音楽さんぽ 第8回
岡本誠司 ヴァイオリンが歌うロマンス

630コンサート~充電の60分~
岡本誠司 ヴァイオリン・リサイタル
~フランスのエスプリ~

J.S.バッハ国際コンクール優勝の若き俊英
岡本誠司(ヴァイオリン)が、昼・夜あわせて登場!

豊かな音楽と楽しいトークでお届けする、お昼どきの90分...《雄大と行く 昼の音楽さんぽ》第8回は若き俊英、岡本誠司さんをお迎えします。〈ヴァイオリンが歌うロマンス〉と題して、クライスラー《愛の喜び》からエルガー《愛のあいさつ》までおなじみの人気作はもちろん「ギリシャ神話をもとに想像を広げたシマノフスキの《神話》は漂う空気感など本当に魅力的。日常味わうことのできない感覚を楽しんでいただきたいですね」(岡本、以下同)。

しかもこの昼公演に続いて、同じ日の午後6時半からは《630コンサート~充電の60分~》でフランスの作曲家を中心に美しく深い傑作の数々を。超絶技巧も鮮やかに冴えるラヴェル《ツィガーヌ》など「フランスの作曲家を中心にお届けします。プーランクのソナタのように、彼らのスペイン趣味も聴ける作品も並べて、華やかさとお洒落さ、深い精神性も味わえます」と聴きごたえある1時間、昼・夜あわせてお聴きいただくと楽しみも深まるはず。
J.S.バッハ国際コンクール優勝ほか、いよいよ飛翔する岡本さんの、鮮やかな音楽を右から左から味わっていただけるチャンスです。

ちなみに岡本さんは東京藝大在学中。リサイタルや協奏曲などで賞賛を浴びつつ、着々と広がるレパートリーを深くていねいに勉強し続ける多忙な日々を送っています。もともと「3歳になろうかという頃、近所に住んでいた子が楽器を習っていると聞いて、かっこいいなぁ、と思ったのがきっかけでヴァイオリンを始めました」と、それが世界の覇者へと駆けのぼるから人生わからないものですが...

「最初に習ったスズキ・メソードの先生がとても親身に教えてくださって、楽器も音楽も楽しいものとしてずっと近くにあったこともラッキーでした」と振り返りつつ、「人前で楽器を弾きたい!というのが続けるモチベーションだったかも(笑)」というあたりはやはり天才肌。「今でも、お客様に聴いていただけることが一番の幸せです」と微笑む岡本さん。その温かい人柄に満ちた音楽をお楽しみに!

[聞き手・文:山野雄大(音楽ライター)]



素晴らしき共演ピアニスト! 上田晴子

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両公演で共演するピアニストは、パリ在住の上田晴子さん。

変化に富んだ精妙な音色とともに、聴き手の身体にすっとしみる美しい響きを創る名匠──しかも、絶妙な呼吸で共演者の良き持ち味を自然に引き出す至芸が絶賛を集めるベテランです。

経験豊富な上田さんが若き岡本さんの音楽にどのような可能性をひらいて下さるか...注目です!




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