トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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アーティスト・インタビュー

工藤重典 小菅優 チャールズ・ナイディック

モーツァルト・ガラ・コンサート

世界で活躍するソリストとN響メンバーによる室内オーケストラによるモーツァルトの珠玉の協奏曲を贅沢にお楽しみいただく「モーツァルト・ガラ・コンサート」。3名のソリストからメッセージが届きました。

世界的ソリストとN響メンバーによる室内オケとの
贅沢なひととき

工藤重典
― 美しい音色、卓越した技術に絶大な人気を誇るフルーティスト

このモーツァルトの「フルート協奏曲第2番」は、私にとって大変思い出深い曲です。小学校4年生の時に初めて聞いてから虜になり、世の中にこんな美しい曲があったのかと思いました。しかし勉強していくと、この曲は最初、モーツァルトがオーボエのために書いた曲だと知りました。ショックでしたね(笑)。なんか裏切られたと言うか、もう吹きたくない...なんて思ったこともあったものです。ですが、今ではオーボエでの演奏もよく聴くようになって、ますますこの曲が好きになっている次第です。演奏活動50年の節目にモーツァルトの2番。とても楽しみにしています。



小菅優小菅優
― 国内外での幅広い活躍が期待される今もっとも注目されるピアニスト

モーツァルトの音楽は、一見明るい世界の中に影があり、生き生きとしていると思ったらメランコリックだったりと、信じられないほど多彩な感情表現が特徴だと思いますが、今回弾かせていただく「ピアノ協奏曲第8番」にはそういったモーツァルトならではの色彩と同時に、「土臭さ」があり、神がかったモーツァルトのイメージとは違う親近感を感じられると思います。オーケストラと共に音楽を通じて「宴」ができるようなところもあります。モーツァルト自身が残した素晴らしいカデンツァも絶品です。第一生命ホールの素晴らしい音響の中でどんな空気を作れるのか、今から楽しみでなりません。



チャールズ・ナイディックチャールズ・ナイディック
― 最近では指揮活動にも意欲的なクラリネットの巨匠

今回、N響メンバーによる室内オーケストラと共演できることを、心から楽しみにしています。「クラリネット協奏曲」は、クラリネットのための作品の中でもっとも有名であるのみならず、モーツァルトが残した協奏曲の中でも最高の作品といえます。彼がバセット・クラリネットのために作曲した、そしてモーツァルト自身の交響的作品の集合体であるこの作品を演奏することは私にとって最大の喜びです。なぜなら、この作品を演奏する時私は、彼のオペラ作品のように、バリトン、テノール、メゾ・ソプラノ、コロラトゥーラ・ソプラノといったそれぞれの異なるキャラクターを明確に感じ取る事ができるからです。そして今回この作品を、素晴らしい音響を持つ第一生命ホールで演奏することで、これらの細かいキャラクターの表現をより豊かに聴衆のみなさまにお届けできると思っています。みなさまにお会いできることを楽しみにしております。