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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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アーティスト・インタビュー

田崎瑞博

SQWガラ・コンサート~クァルテットの祭典~

「ラズモフスキー」へのオマージュですから、曲の始まりは「ラズモフスキー」の第1番と第2番と第3番で、その後は様々な名曲が交錯して出てきます。

10年の歴史を持つ、SQW(クァルテット・ウィークエンド)ならではですね。

クァルテット(弦楽四重奏団)が4団体集まって、1つの演奏会で同時に演奏するという企画は、世界的にも珍しいでしょう。10年の歴史を持つ、SQW(クァルテット・ウィークエンド)ならではですね。

第1部では、それぞれ完成されたアンサンブルである4団体が、短いけれどひねりがきいた曲を演奏します。各団体の特徴がよく出る選曲で、それぞれのクァルテットらしい音が聴こえてくると思います。なおかつトータルで聴いて楽しい。自分が演奏していなければ、絶対チケットを買って聴いていますね。第1部を締めくくるのは、カルミナ四重奏団の「四重奏断章」。クァルテット好きならたまらない王道の名演奏を期待しています。

第2部は、「出たがり」ではないはずのクァルテット弾きたちが集まって、二重奏、三重奏を「箸休め」に演奏した後、最後は、3つの団体が同時に舞台にいて演奏するという世にも珍しい「ラズモズクスキー弦楽四重奏曲」。ベートーヴェンの庇護者のひとり、キンスキー伯爵の末裔が、弦楽四重奏曲の名曲「ラズモフスキー」に匹敵するようなものを書きたいと思って、いきなりスペルから間違ってしまったようです(笑)。「ラズモフスキー」へのオマージュですから、曲の始まりは「ラズモフスキー」の第1番と第2番と第3番で、その後は様々な名曲が交錯して出てきます。それぞれの団体が交替で演奏する個所も、一緒に演奏する個所もあるとのこと。ご期待ください。