牧野:私は大学を卒業してから、演劇の勉強をしたり、ミュージカルの舞台にも立ったり。今はクラシック中心で、今年9月に≪セヴィリアの理髪師≫、来年3月は≪フィガロの結婚≫と藤原公演に出演します。光岡さんが主役の≪ルチア≫3月公演の稽古場では、いつも一緒でした。それ以来のおつきあいです。
共演する男性陣について、ご紹介ください。
光岡:私にとって松浦さんは先生で、おしゃべりもすごく楽しい方。久保田さんはイタリア語の発音が明瞭で、むずかしいアリアも実に巧みです。河原さんのピアノは包容力がありながら、繊細な表現が行き渡って。歌い手と一緒に歩いてくれる感じです。
牧野:松浦さんの芝居に対する情熱や声の表現はすごいと思います。久保田さんは、ドイツ語もお上手なんですよ。
今度の曲目をご紹介ください。
光岡:前半は、オペラの名作アリアが盛り込まれるプログラムです。4人の声の特徴を活かした4重唱も入りますから、迫力ある声の競演を楽しんでいただけます。
牧野:後半は、映画音楽をはじめ、ミュージカル・ナンバーなど、私たちのこれまでの舞台経験が活かせるバラエティに富んだ内容ですね。
牧野さんは、9月28日(水)に「オペラの楽しみ」と題した中央区文化講座にも出演。あわせて受講すれば、「ふたりでコンサート」の楽しみが一層増すのではないでしょうか。
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[聞き手・文/石田麻子]
*中央区文化講座(中央区在住・在勤者対象)は8月上旬発行の中央区報にて募集予定。
詳細については、中央区文化・国際交流振興協会TEL:03-3297-0251までお問合せください。