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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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アーティスト・インタビュー

光岡暁恵 牧野真由美 

ふたりでコンサートⅧ ~オペラの楽しみ~

古今東西の名曲の数々で、人間の声の魅力を。年1回の「ふたりでコンサート~オペラの楽しみ~」が今年もやってきました。カップルで気楽に演奏会を楽しめるこの企画、今回も強力なメンバーでお届けします。今、もっとも旬なソプラノの1人、光岡暁恵さんと、オペラ出演が続くメゾ・ソプラノの牧野真由美さんにお話を聞きました。

4人の声の特徴を活かした4重唱も入りますから、迫力ある声の競演を楽しんでいただけます。

光岡私は、歌劇場の研修生としてスイスに渡り、多くの舞台経験をしました。「子供のための魔笛」で夜の女王の役、有名なダボス会議では、当時のブレア首相といった要人の前でも歌いました。その途中に静岡国際オペラコンクールがあって、優勝できたのです。

牧野私は大学を卒業してから、演劇の勉強をしたり、ミュージカルの舞台にも立ったり。今はクラシック中心で、今年9月に≪セヴィリアの理髪師≫、来年3月は≪フィガロの結婚≫と藤原公演に出演します。光岡さんが主役の≪ルチア≫3月公演の稽古場では、いつも一緒でした。それ以来のおつきあいです。

共演する男性陣について、ご紹介ください。

光岡私にとって松浦さんは先生で、おしゃべりもすごく楽しい方。久保田さんはイタリア語の発音が明瞭で、むずかしいアリアも実に巧みです。河原さんのピアノは包容力がありながら、繊細な表現が行き渡って。歌い手と一緒に歩いてくれる感じです。

牧野松浦さんの芝居に対する情熱や声の表現はすごいと思います。久保田さんは、ドイツ語もお上手なんですよ。

今度の曲目をご紹介ください。

光岡前半は、オペラの名作アリアが盛り込まれるプログラムです。4人の声の特徴を活かした4重唱も入りますから、迫力ある声の競演を楽しんでいただけます。

牧野後半は、映画音楽をはじめ、ミュージカル・ナンバーなど、私たちのこれまでの舞台経験が活かせるバラエティに富んだ内容ですね。

牧野さんは、9月28日(水)に「オペラの楽しみ」と題した中央区文化講座にも出演。あわせて受講すれば、「ふたりでコンサート」の楽しみが一層増すのではないでしょうか。

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[聞き手・文/石田麻子]

*中央区文化講座(中央区在住・在勤者対象)は8月上旬発行の中央区報にて募集予定。
詳細については、中央区文化・国際交流振興協会TEL:03-3297-0251までお問合せください。