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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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アーティスト・インタビュー

© Shunichi Atsumi

曽根麻矢子

630コンサート~充電の1時間~
曽根麻矢子(チェンバロ) ゲスト:古部賢一(オーボエ)
曽根麻矢子(チェンバロ)に聞く

チェンバロは、ピアノが発明される前のバロック時代に栄えた鍵盤楽器。ハンマーで弦を叩いて音を出すピアノと違い、弦をはじいて音を出すチェンバロは、その繊細な音が魅力です。
2月の「630コンサート」に出演するのは、チェンバロに魅せられて活躍を続ける曽根麻矢子さん。音色だけでなく、装飾の施されたその姿形も美しいチェンバロに、仕事で疲れた身体も芯まで癒されること間違いなしです。

「自分の弾く楽器はこれだったんだ!」と、一瞬にしてその音に魅せられました。

チェンバロとの出会いは?

曽根:音楽高校のピアノ科で勉強していた時、バッハが好きで、チェンバロで弾いてみたいと思ったのが最初です。ピアノに近い楽器かと思っていたのが、弾いてみたら全く違って、ものすごいショックで。同時に「自分の弾く楽器はこれだったんだ!」と、一瞬にしてその音に魅せられました。

チェンバロの魅力を、聴いたことのない方にわかっていただくとしたら?

曽根:もともと宮殿やサロンといった小さな場所で演奏され、近い距離で聴いて楽しむ楽器でした。一つひとつは本当に小さな繊細な音ですが、たくさんの音が重なりあったり、木でできた楽器の中で共鳴した音がホールで増幅されたりしてお客様のもとへ届きます。まずは音の美しさを聴いていただければと思います。

コンサートの後に、曽根さんに選んでいただいたワインで、ワインパーティーを予定しています。

曽根:私はただワインが好きなだけで詳しくはありません(笑)。10年間住んだフランスでは、毎日の食事のお供にワインがある生活がふつうで、友人が畑に買い付けに行く時に連れて行ってくれたりして自然に覚えたのです。本番前と後には高級なワインを開けますが、毎日のテーブルワインとしては、リーズナブルでおいしいワインが必要ですね。