日時 |
①中央区立月島第一小学校 2022年12月20日(火)〇箏体験 ①9:20-10:05 ②10:25-11:10 ③11:15-12:00 〇コンサート(45分間) 13:15-14:00 ②江東区立有明西学園 2023年1月18日(水) 〇箏体験 ①10:45-11:30 ②11:40-12:25 1月19日(木) 〇箏体験 ③9:40-10:25 ④10:45-11:30 ⑤11:40-12:25 〇ミニコンサート(20分間) ①13:40-14:00 ②-14:10-14:30 ③江東区立有明小学校 2023年1月20日(金) 〇箏体験 ①10:40-11:25 ②11:30-12:15 〇コンサート(45分間) 13:25-14:10 ④江東区立豊洲小学校 2023年2月2日(木) 〇箏体験 ①10:35-11:20 ②11:25-12:10 〇コンサート(45分間) ①13:25-14:10 2月3日(金) 〇箏体験 ③9:30-10:15 ④10:25-11:10 〇コンサート(45分間) ②11:25-12:10 |
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出演 |
日本音楽集団 ①原郷隆(尺八) 喜羽美帆(箏) ②・③・④米澤浩(尺八) 熊沢栄利子(箏) |
概要 |
対象者:①~④4年生 人数:①95名 ②187名 ③63名 ④167名 助成等:文化庁 文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 |
【プログラム】
■お箏体験(45分間)
・「さくら」をリレーで演奏 ※2人1面で体験
■コンサート(45分間)
①
・春の海(宮城道雄)
・尺八本曲 ・千鳥の曲(吉沢検校)
・琵琶行(伊福部昭)※二十五絃箏
・~尺八と箏のための~「南島淡彩之譜」(福島雄次郎)
②・③・④
・「HAYAOパラフレーズ」(編曲:米澤浩・熊沢栄利子)◎
・六段の調(八橋検校)◎
・鹿の遠音(古典本曲)
・春の海(宮城道雄) ◎
・双魚譜 4章(吉松隆)
◎有明西学園
【レポート】
<①月島第一小学校 観察レポートより>
◎箏体験授業
3クラスの子どもたちがそれぞれ違う表情を見せてくれたのが興味深かった。はじめに自由に音で遊ぶ時間もあり、「さくら」リレーに取り組みながら徐々に学んでいったので、絃や爪、箏の木の部分などの触感といった楽器のことと、楽器を演奏する時の自分の姿勢や手の動きなどといった身体性が記憶に残ったのではないかと思う。そしてこのような経験は、音楽に限定しなくとも、これから成長する彼らにとっては「自分を知る」経験にもつながると感じた。
◎コンサート
日本音楽集団のお二方が大変素晴らしいコンサートを聴かせてくれた。またプログラムも面白く、大人にとってもやや難解な「尺八本曲」(《鶴の巣籠》ダイジェスト版だったそう)を子供たちに聞いてもらうのは大変趣き深い。子どもから質問の声もあがったが、わからないものを自分なりに理解しようとするのも成長につながるきっかけなのではないかと思った。 箏の独奏曲《琵琶行》は、喜羽さんの最初の一声(唄)で小さな観客たちの心を掴んだ。演奏者の指先の動きに集中している子供たちの様子を見て、箏や音楽に対していろいろと考えを巡らせている様子がうかがえた。
(2022年度インターン:王 涵宇)
②・③・④の内容は昨年度のレポートもこちらからご参照ください。
【子どもたちのアンケートより】(抜粋)
◎箏体験授業
●ことはむずかしくて指が痛かったので、先生はすごいなと思った。
●むずかしかったけど、音が出たらすごく嬉しかった。
●はじめ、「A」グループの人が体験しているのを見ているときは「かんたんにできるでしょ」と思っていたけど、自分の「B」グループになってやってみたらとてもむずかしくてびっくりした!
◎コンサート
●『琵琶行』は和音がきれいで尺八との組み合わせがよかった。美しくて、何を伝えたいのかが分かった。音の組み合わせによって、悲しい曲や楽しい曲など変わるのでおもしろいなと思った。
●はげしかったり、ゆっくりになるところがすごかった。景色を想像しながら聴いた。
●聴いているときに目をつぶったら、音色がいつもより大切に感じました。
●2つの楽器だけで、美しい風景が想像できてすごいと思った。
●双魚譜という曲を好きになった。