活動動画 公開中!

トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
Menu

レポート

アウトリーチ

4年生はじめてのクラシック
 TANBRASS
(金管五重奏+打楽器)

江東区立豊洲北小学校

基本情報

日時 2022年11月17日(木)9:40~10:25/10:45~11:30
出演 TANBRASS(金管五重奏+打楽器)
松木亜希/永井綾子(トランペット)、髙橋朋子(ホルン)、 佐々木匡史(トロンボーン)、 仁藤雄貴(テューバ)、川島佑介(打楽器)
概要 対象者:4年生 
人数:162名

助成等:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

レポート

【プログラム】
♪アンダーソン:プロムナード
♪エヴァルド:金管五重奏曲第1番 第3楽章
♪ガーシュイン:アイ・ガット・リズム
♪豊洲北小学校・校歌~いつも元気~
♪サウンド・オブ・ミュージックより 「サウンド・オブ・ミュージック」「エーデルワイス」「ドレミの歌」
♪新時代(アンコール)


【レポート】

 「どのように音を出していると思う?」「このメロディーはどんなイメージ?」といった色々な問いを演奏者は投げかけて、それに対してたくさんの子供たちが手をあげて、自分の意見を積極的に発表していました。 演奏者は子どもたちの意見をたくさん褒めていて、それによって想像力がどんどん広がっていったのだと思います。
 楽器ごとの説明では管の長さを自分の身長と比べたり、次の楽器の管の長さはどのくらいか考えながら楽しんでいました。IMG_7956.jpg 同じメロディーを吹いてくれたことでも違いが分かりやすかったのではないかと思います。
 ドラムが演奏に加わってからは、楽器をよく見ようと中腰になりながら鑑賞している子どももいました。また、8ビートの叩き方を実際に自分でやってみることで楽器の難しさや面白さを感じている様子が伝わってきました。
自分の手足を使ってみることで、どのように演奏をしているのか想像しやすかったことと思います。演奏者の方がどんどんビートを早くしていくと子どもたちはそれについていこうと、笑顔で一生懸命に手足を動かしていました。IMG_7946.jpg 校歌を一緒に演奏している時は、やはり一番馴染みのある曲だからなのか、とても楽しそうに体を動かしていました。
自分たちの学校の校歌をプロが演奏してくれるということの嬉しさと、一緒に演奏できたことで、子どもたちとの心の距離が一気に縮まったと感じました。
 サウンドオブミュージックメドレーではドレミの歌を手拍子をして一緒に歌いながら聴いていました。知っている曲が出てくると楽しさも倍増しているように感じます。 体を動かしたり手拍子をしたり、隣の子と感想を言い合ったり、自由に自分なりの楽しみ方で聴いている子供たちが多いように感じました。
 アンコールの「新時代」は流行りの曲ということもあり、歌ったり手拍子をして楽しんでいました。すべての演奏が終わって解散してからもう一度会場にやってきて「新時代もう一回やって!」と言いに来た子もいて、強く印象に残ったのだろうなと感じました。

(2022年度インターン H.U 観察レポートより


【子どもたちのアンケートより】

●たくさんのがっきがあって、びっくりしました。みんなすごく上手でむちゅうになりました。
●私はピアノのコンクールを受けていて、クラシックが好きで「たんぶらす」をきいてとても感動しました。もっと音楽のことを学びたいです。
●がっきにどういうものがあるか知れたし、えんそうは本当にすごいと思いました。

プロフィール

TANBRASS (金管五重奏+打楽器)  
2011年12月に結成。認定NPO法人トリトン・アーツ・ネットワークのコミュニティ活動に参加、クラシックの名曲からジャズまで幅広いレパートリーで、小学校などでの公演で好評を得ている。