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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

アウトリーチ

Meet the 和楽器
12/14江東区立有明西学園・
12/23中央区立月島第一小学校・
2021/1/29中央区立常盤小学校

基本情報

日時 2020年12月14日(月)江東区立有明西学園
〇箏体験 ①9:40-10:25 ②10:45-11:30 ③11:40-12:25
〇ミニコンサート 13:40-13:55

12月23日(水)中央区立月島第一小学校
〇箏体験 ①9:35-10:20 ②10:40-11:25 ③11:30-12:15
〇ミニコンサート 13:15-13:45

2021年1月29日(金)中央区立常盤小学校
〇箏体験 ①10:40-11:25 ②11:35~12:20
〇ミニコンサート 13:40-14:25
出演 日本音楽集団 
米澤浩(尺八) 熊沢栄利子(箏)
概要 実施会場:江東区立有明西学園 体験/ランチルーム コンサート/体育館
対象者:小学4年生3クラス  人数:合計110名
実施会場:中央区立月島第一小学校 体験/多目的室 コンサート/体育館
対象者:小学4年生3クラス  人数:合計92名
実施会場:中央区立常盤小学校 体験・コンサート/講堂
対象者:小学4年生2クラス  人数:合計52名
助成等:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

レポート

【プログラム】

各校の新型コロナウイルス感染拡大予防対策に合わせ、学校ごとにプログラムを変更し実施しました。

◎有明西学園実施プログラム ☆月島第一小学校実施プログラム
◇常盤小学校実施プログラム


■お箏体験(45分間)
・「かえるのうた」を輪奏 ※1人1面で体験 ◎
・「さくら」をリレーで演奏 ※2人1面で体験 ☆◇

■ミニコンサート(45分間)
・「HAYAOパラフレーズ」(編曲:米澤浩・熊沢栄利子)☆◇
・六段の調(八橋検校) ☆◇
・鹿の遠音(古典本曲) ◇
・春の海(宮城道雄) ◎☆◇
・双魚譜 4章(吉松隆) ☆◇


【レポート】

◇奏者にとって楽器とは?楽器を演奏する際の3つのポイント
aIMG_7801.jpgのサムネイル画像本物の楽器を目の前に座った子どもたちに、楽器は大切に扱いましょうという一番大事なお話が最初にありました。奏法説明は座り方から始まり、音の出し方と、子どもたちはしっかり目と耳で覚え理解できていたはずでしたが、初めての1音はなぜか先生のような大きな音が出ず首をかしげるばかり。慣れない所作に体や手が思うように動かず、また自分があっているのかどうか不安な様子の子どもたちは、キョロキョロと友達を見渡していました。

◇数字の楽譜を見て曲を演奏できた
IMG_7333 トリミング.jpgのサムネイル画像普段の音楽の授業で使っている楽譜とは全く違う、縦に数字の書いてある楽譜。何の曲かわからないまま楽譜通り演奏すると、「あっ知っている曲」と嬉しそうな表情があちこちで見られました。何度か演奏していくうちに音の出し方のコツをつかんだようで、徐々に大きな響きのある音が教室に響き渡ってきました。

◇ミニコンサートでは演奏をよく見ようと体をずらしたり、前のめり気味にしたりじっくりと聴いていました
IMG_6888.jpgのサムネイル画像まずは子どもたちのよく知っている曲。思わず体が動いたりハミングしたり。すっかりリラックスした様子。楽器や曲の歴史を、授業に出てくる西洋音楽の作曲家に例えていたのでわかりやすかったようです。また箏が波の様子、尺八が鹿の鳴き声を表現しているなど説明の後にそれぞれの曲が始まると、目を閉じ情景を思い浮かべながら聴いている様子の子どももいました。

感染症対策のため様々な学校行事が制限される中、実現できたアウトリーチ。短い時間でしたが、子どもたちが担任の先生や音楽の先生と一緒に楽器体験を楽しんでいる様子がマスク越しに見え、スタッフ一同大変嬉しく思いました。

( TANスタッフ 観察レポートより )

プロフィール

日本音楽集団(邦楽アンサンブル)  Pro Musica Nipponia
1964年創立。伝統的な日本の楽器である、箏・尺八・三味線・琵琶・胡弓・笛、小鼓・太鼓などの打楽器、笙・篳篥などの雅楽器による和楽器オーケストラです。和楽器数十名と指揮者による大合奏は迫力満点です。
現在では、定期演奏会を中心に、全国各地での公演、教育機関での音楽鑑賞会、録音・放送・映画・演劇などさまざまな分野で演奏活動を行っています。
海外では、ヨーロッパ、アメリカ、ロシア、中国、東南アジア、オーストラリア等、31ヵ国151都市で公演を実施。アイザック・スターン、ヨー・ヨー・マや、ゲヴァントハウス・オーケストラ、ニューヨークフィルとの共演を実現、海外でも高い評価を得ています。
文化庁芸術祭大賞、第2回音楽之友社賞、レミー・マタン音楽賞、モービル音楽賞など、受賞履歴多数。
http://www.promusica.or.jp
米澤浩(尺八)  Yonezawa Hiroshi
宮田耕八朗氏に師事。78年日本音楽集団入団。 内外のオーケストラとの共演経験も多く、現在に至るまで200公演以上の海外実績を持つ。コンサート活動の他、演劇・放送音楽、市民文化講座やワークショップ、専門的な講習会の講師も務めるなど活動の幅は広い。2001年より箏の熊沢栄利子と開始した海外ツアーは、欧州・中米等14カ国で70公演を越える。
現在、尺八トリオ《575》メンバー、日本音楽集団団員、 (財)地域創造邦楽地域活性化事業コーディネーター、《島根邦楽集団》顧問。
HP http://yonezawa.art.coocan.jp
FB https://www.facebook.com/Yonezawa.Kumazawa.Inst
熊沢栄利子(箏)  Kumazawa Eriko
砂崎知子氏に師事。NHK邦楽技能者育成会卒。1978年日本音楽集団入団。81年NHKオーディション合格。2001年から尺八の米澤浩と開始した海外ツアーは、欧州・中米等14カ国で70公演を越える他、韓国のソウル国立国楽管絃楽団・大邱市立国楽管絃楽団とコンチェルトで共演するなど、東西を問わず活動の場は広い。 又、2006年に箏体験ワークショップ《YKプログラム》を考案し、邦楽器の体験普及にも尽力している。
現在、日本音楽集団団員、《島根邦楽集団》顧問、生田流宮城社教師。
HP http://zipangu.com/kumazawa
FB https://www.facebook.com/Yonezawa.Kumazawa.Inst