| 日時 |
2020年9月15日(火) 13:15~13:55(40分間) |
|---|---|
| 出演 |
マルシェ弦楽四重奏団 〔藤代優意/内藤歌子(ヴァイオリン) 福田道子(ヴィオラ) 伊藤七生(チェロ)〕 |
| 概要 |
実施会場:マイホーム新川 2階食堂 対象者・人数:通所者40名程度 |
【プログラム】
モーツァルト:アイネクライネナハトムジークより第1楽章(抜粋)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番「ラズモフスキー第2番」Op.59-2より第3楽章トリオ(抜粋)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番「ラズモフスキー第2番」Op.59-2より第2楽章(抜粋)
日本の歌:ちゃっきり節、浜辺の歌
シュトラウス:ラデツキー行進曲
チャイコフスキー:花のワルツ
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番「ラズモフスキー第2番」Op.59-2より第4楽章
(アンコール)赤とんぼ
【レポート】
毎年「敬老の日」近くの日程で伺っている、中央区立特別養護老人ホーム「マイホーム新川」に、今年も音楽をお届けしてまいりました。コロナ禍の中でしたが、施設のご担当の方と綿密に打合せをさせていただき、実施することができました。
出演は、トリトンアーツのアウトリーチセミナー修了生で結成したマルシェ弦楽四重奏団です。演奏を聴いてくださるのは、40名ほどの通所者の皆さま。紅白の垂れ幕がかかった食堂で敬老祭の特別な食事を召し上がった後に、客席と距離をとった位置にステージをしつらえて演奏を聴いていただきます。
マスクをつけて登場したマルシェ弦楽四重奏団が、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を演奏し始めると、早速うれしそうに手拍子をしながら聴いてくださる方も。
ごあいさつ代わりの演奏が終わり、自己紹介の後は、本格的な弦楽四重奏曲の演奏をしっかり聴いていただきたいと、ベートーヴェンの「ラズモフスキー第2番」から抜粋で。まずは第3楽章のトリオ部分、ロシアのテーマが次々と4つの楽器に出てくる様子を、メロディーを弾いている奏者が(チェロ以外は)、その部分を立って演奏しました。演奏後の「メロディーは聞こえてきましたでしょうか?」との演奏家の問いに、入居者の皆さんは、うんうん、と頷かれます。続いて演奏した第2楽章では、ゆったりとした美しい旋律に、目をつぶったり、頭を曲にあわせて動かしながら、思い思いに聴く姿が見られました。
続いて、「弦楽四重奏で、日本の音楽も演奏してみたいと思います」とのトークに会場から拍手!「ちゃっきり節」「浜辺の歌」に、手や足で拍子をとりながら聴く方、歌いだす方もいらっしゃいました。
「ラデツキー行進曲」では、演奏者の合図で、2拍子の行進曲にあわせて皆で手拍子、「花のワルツ」では3拍子のリズムを感じていただきました。
最後は、「ラズモフスキー第2番」の第4楽章を。少し長めの曲でしたが、皆さん集中して聞いてくださっている様子に、演奏家の皆さんも本当にうれしくなったと後から話してくれました。
アンコールの「赤とんぼ」では、また歌ってくださる方がたくさんいて、最後、「とっても楽しかったです!」「ブラボー!」、102歳の方からも「よかったです!」と声をかけていただきました。
演奏会の間、施設のスタッフの皆さんが、会場の色々なところに目を配って、演奏家が見えやすい場所に車椅子を移動させたり、お話してしまう方、歩いている方のところにさっと寄り添って対応してくださって、さりげなく介助しながらいっしょに手をたたいたり、身体でリズムをとってくださったり、いっしょに雰囲気を盛り上げてくださって、本当にありがたかったです。
演奏家が、お話する時も演奏の時もマスクをしてのアウトリーチは初めてでしたが、施設の方々のご協力のおかげで、音楽により集中できる環境になり、皆さまにじっくり楽しんでいただけたように思います。
(トリトンアーツスタッフ)
|
藤代優意/内藤歌子(ヴァイオリン) 福田道子(ヴィオラ) 伊藤七生(チェロ) トリトン・アーツ・ネットワーク主催、2011年度室内楽アウトリーチセミナー修了生によって結成。(一財)地域創造平成24年度公共ホール音楽活性化アウトリーチフォーラム事業・鹿児島セッション派遣アーティスト。これまでに鹿児島県内のほか、トリトン・アーツ・ネットワークと中央区内にてアウトリーチを行う。2013年第一生命ホールオープンハウス、2014年三ツ星ベルトミュージックサロン出演。2019年2月、東京文化会館、トリトン・アーツ・ネットワーク/第一生命ホール、サントリーホール3館連携若手アーティスト支援「アフタヌーン・コンサート」出演。 |
|