日時 |
2019年11月13日(水) ①10:00-10:15【0~2歳】 ②10:40-11:00【3歳】 ③11:15-11:45【4・5歳】 |
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出演 | 弦楽四重奏[吉野駿/松谷萌江(ヴァイオリン) 鶴友見(ヴィオラ) 饗庭萌子(チェロ)] |
概要 |
実施会場:中央区立晴海こども園 遊戯室 対象者:0歳児~5歳 人数:150名 助成等:文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 |
【プログラム】
【0~2歳】
♪ハイドン:弦楽四重奏曲 作品33 第5番より 第1楽章
~あいさつ、楽器紹介~
♪シベリウス:アンダンテ・フェスティーヴォ
♪モーツァルト:弦楽四重奏曲 第14番より 第4楽章
~手遊びで参加してね~
♪おもちゃのチャチャチャ
【4・5歳】
♪ハイドン:弦楽四重奏曲 作品33 第5番より 第1楽章
~あいさつ、楽器紹介、クイズ~
♪シベリウス:アンダンテ・フェスティーヴォ
♪グラス:弦楽四重奏曲 第3番 「ミシマ」より 第4楽章【4・5歳】
♪モーツァルト:弦楽四重奏曲 第14番より 第4楽章【4・5歳】
♪チャイコフスキー:弦楽四重奏曲 第1番より 第4楽章
~みんなでうたおう~
♪さんぽ
【レポート】
各年齢によってプログラム構成、演奏時間が違うことで、子ども達が飽きることなく最後まで集中力をもって参加できていると感じました。
0~2歳児、3歳児、4・5歳児の3回で子ども達の反応がそれぞれ違い、曲から受ける印象も違っていたように思います。曲の合間の演奏者による問いかけには元気に受け答えしていても、曲がはじまると静かに曲に集中して聴いている様子が印象的でした。
0~2歳児の回では、チェロの低い音を聴いて「怖かった」と言っている子がいました。また、演奏が始まると背筋を伸ばして興味津々に聴いている様子が印象的でした。 3歳児以上の回ではクイズをすることで楽器の名前をより印象付けているようでした。 楽器の名前を問いかけたときには、大きな声で答えている子どもがたくさんいました。クイズも楽しそうに参加しており、一度紹介した楽器の名前も覚えているようでした。
4・5歳児の回では、グラス作曲の『弦楽四重奏曲第3番「ミシマ」より第4楽章』を、演奏者が座っている子どもたちの周りをぐるぐると回りながら演奏しました。子どもたちは、頭の上から聴こえてくる音を、首を回しながら不思議そうに追っていました。自分の頭上から音が聞こえてくるという体験は通常のホールでのコンサートではできないことなので、子ども達はこのアウトリーチならではの体験をできたのだと思います。 この曲の演奏が終わった後には、拍手よりも早く「いいおうただった!」という子どもの声がありました。 他の曲の演奏の後にも、「きれいだった」などと感想を言う子どもがいました。子ども達から素直な感想がたくさん出てきたのも、演奏者と距離が近く終始アットホームな雰囲気で行われていたからだと感じました。
(インターンM.T. 観察レポートより)