
日時 | 2018年1月30日(火)14:00~15:00 |
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出演 |
TANBRASS 松木亜希/永井綾子(トランペット) 高橋朋子(ホルン) 佐々木匡史(トロンボーン) 仁藤雄貴(テューバ) 五田詩朗(打楽器) |
概要 |
実施会場:明正小学校 音楽室 対象者:4年生1クラス 人数:39名 助成等:文化庁「平成29年度劇場・音楽堂等活性化事業」 |
【プログラム】
<TANBRASSと音楽世界旅行>
ヘンデル: 水上の音楽より
バッハ: 主よ人の望みの喜びよ
[楽器紹介&メンバー紹介]
チャイコフスキー: 白鳥の湖より情景
ヴェルディ: アイーダより凱旋行進曲
ドビュッシー: 亜麻色の髪の乙女
ビゼー:カルメンよりアラゴネーズ
日本童謡: 昔話三太郎メドレー
楽器体験<トランペット4名、ホルン2名、トロンボーン2名、テューバ2名>
バズィング・ワルツ(マウスピースを使ってみんなでバズィングの練習)
ルイ・プリマ: シング・シング・シング
(アンコール)アメリカ民謡: リパブリック讃歌
【レポート】
今回、明正小学校にやってきたのはおなじみの金管五重奏&打楽器ユニット〈TANBRASS(たんぶらす)〉。明正小学校はブラスバンドに力を入れている学校でもあり、「4年生はじめてのクラシック」アウトリーチを通して金管楽器の魅力を知ってもらいたい!という先生の願いもありました。開演を前に、子供達は今か今かと待ちきれない表情です。
いよいよ開演、TANBRASSのみなさんが楽器を持って登場してきました。今日のテーマは「TANBRASSと音楽世界旅行」。いろいろな時代や国、ジャンルの音楽を巡ります。スタートはイギリスで、ヘンデルの〈水上の音楽〉です。まっすぐと伸びやかな音がお腹にまで響いてくるのがわかり、また楽器の移り変わりや変化する音色を、子供達は楽しんで集中して聴いていました。曲や作曲家の説明も挟みながら、ヨーロッパを中心に音楽世界旅行は続いて行きます。
そしてお待ちかねの楽器体験のコーナー。アドバイスを受けながら各楽器に挑戦です。なかなか音を出すのが難しい金管楽器ですが、みんな上手に力強い音を出していました。
お友達が頑張っている姿を見ていた子供達も、目をキラキラさせながら音が出るたびに大きな拍手を送っていました。締めは演奏者の皆さんも一緒に、全員で教わった「バズィング」を使って大合奏。強弱の変化をつけたりしながら、金管アンサンブルの楽しさを一緒に味わいました。
最後はTANBRASS特別バージョンで送る〈シング・シング・シング〉(子供達が授業で演奏をしたことがあるということで先生からリクエストをいただいていました)。手拍子をしながら、みんなノリノリで聴き入っていました。それぞれの楽器の魅力、そしてそれらが重なり合った時の音の厚みの面白さ、そしてみんなで音楽を共有する楽しさを、全身で感じることのできた充実した時間でした。この体験が、今後の子供達の音楽活動に繋がっていくといいな、と思います。
サポーター三品真央 観察レポートより