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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

基本情報

日時 2014年12月1日(月)
10:45~11:30/11:35~12:20/13:20~14:05
出演 浜まゆみ、Christoher Flor(クリス・フロー) 
(マリンバ・パーカッション)
概要 実施先:中央区立佃島小学校
対象者:小学4年生(3クラス)
人数:83名
助成/後援:中央区文化・国際交流振興協会
平成26年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

レポート

小学校のアウトリーチによく出演いただくマリンバの浜まゆみさんに、今回は浜さんとのデュオ・リサイタルのために来日していたアメリカのパーカッショニスト、クリス・フローさんとの共演で佃島小学校でアウトリーチをしていただきました。クリスさんはアメリカでは子どもから大人まで楽しめる様々なワークショップをされているそうですが、日本の小学校は初めてということでとても楽しみにしていただいていたようです。
まずは登場して1台のマリンバを2人で演奏する曲を聴いてもらいました。大きなマリンバの上を合わせて8本のマレットが動き回る様子に子どもたちも釘づけでした。
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曲が終わると浜さんが自己紹介をして、続いてクリスさんが英語で自己紹介をすると子どもたちも英語で答えていました。でも、クリスさんがだんだん早口になるとみんなも困惑顔・・・。そんな表情を見て、クリスさんが日本語でペラペラと話し出すと子どもたちは「な~んだ!」と顔が綻んで一気に距離が縮まったように見えました。
次の曲の「アフリカンブルース」では、演奏者の2人が足に鈴を付けてリズムを取りながらマリンバの演奏もするという見ていても楽しい曲でした。マリンバの説明では、児童が前に出てきて1人1人が鍵盤に触れてその震えを体感してもらいました。次の「熊蜂の飛行」は2人がマリンバの周りをグルグルと周りながら演奏をして、これも見ていて楽しい曲でした。次はクリスさんが様々な“ハンドドラム”で演奏しながら子どもたちの間を縦横無尽に動き回って演奏をしました。
その後は全員でボディパーカッションで参加をし、リズムを身体全体で感じてもらいました。最後に、学校に置いてある楽器も使用して「剣の舞」を演奏し、あっという間の45分間が終わりました。
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浜さんもクリスさんも子どもの集中力の引き出し方がとても上手く、音楽ってこんなに楽しいものなんだということが伝わってくる素晴らしいアウトリーチでした。
(TANスタッフ)

プロフィール

浜まゆみ  Hama Mayumi(マリンバ)
桐朋学園大学音楽学部演奏学科打楽器科マリンバ専攻卒業。同大学研究科修了後、アメリカミシガン大学打楽器科大学院留学。1999年、第2回世界マリンバコンクール第2位。これまでに東京交響楽団との共演、NHK、NHK教育テレビ、Percussive Arts Society (国際打楽器芸術協会)コンベンション(フロリダ、テキサス)にて招聘演奏。The University of California Davis パーカッションフェスティバル(米国)、チアパス州立芸術科学大学(メキシコ)、The University of Yonsei にて行われたKeiko Abe International Marimba Academy (韓国)にて招聘演奏・マスタークラスを行う。第1回ラテンアメリカマリンバコンクール(メキシコ)にて審査委員を務める。また、The Universal Marimba Festival(ベルギー)、The Taipei International Percussion Convention(台湾)に Marimba Ensemble Japan のメンバーとして出演するなど 国内はもとよりアメリカ、アジア、欧州の各地でも演奏活動を行なっている。