
日時 | 2012年11月27日(火) |
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出演 | 鈴木理恵子(ヴァイオリン) 北村聡(バンドネオン) |
概要 |
中央区立月島第三小学校 4年生 50名(2クラス) 助成・後援:中央区文化・国際交流振興協会 平成24年度優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業 |
月島第三小学校の音楽室で、4年生50名を対象にヴァイオリニストの鈴木理恵子さんとバンドネオン奏者の北村聡さんによるコンサートを行いました。
このプログラムでは、「かつてバンドネオンがパイプオルガンの代用として使われた」背景を踏まえ、バロック音楽、バッハの曲から始まり、後半はバンドネオンの活躍するタンゴの名曲を演奏しました。
子ども達は間近で鳴る音を感じ、演奏者の手元に集中している様子が見られました。バンドネオンの楽器紹介では、音を変えるボタンの説明を聞いたり、蛇腹(じゃばら)を伸ばして見せてもらったりして、初めて見る楽器について興味を持てたようです。
ヴァイオリンは子どもがよく知っている楽器の一つですが、無伴奏ヴァイオリンを演奏したときには子ども達のリラックスしていた表情が一気に集中する目に変わっていました。
演奏家の気迫が伝わったのでしょうか。
そして、最後のアンコールとして子ども達と一緒に「カントリーロード」を歌いました。
みんな元気いっぱいに歌え、演奏家にも子ども達にも笑顔があふれていました。
(インターン・吉本昌史)
桐朋学園大学卒業後、23歳で新日本フィル副コンサートミストレスに就任。在学中は篠崎功子に、またインディアナ大学でJ.ギンゴールドの各氏に師事。 97年からはソロを中心に活動。全国各地でのリサイタルの他、主要オーケストラとも多数共演。クラシックに留まらず「東洋と西洋」をテーマに独自の活動を展開。神奈川県立音楽堂のレジデンスとしての斬新な公演は話題を呼んだ。スウェーデン・マルメ市立歌劇場の客演コンサートマスターとしても定期的に招かれている。 04年に国際交流基金等の助成を受け、高橋悠治氏とのデュオでニュージーランド・ツアーを行い大成功を治めた。その後もバンコク、北京、ジョクジャカルタ、プノンペン、インドなど各地の音楽祭等に招かれ、いずれも大絶賛を博している。 著名な作曲家たちからの信頼がとても厚く、多くの作品の初演に指名を受けている。 これまでに6枚のCDを発売。最新CDは「ショパン・ファンタジー」(キングインターナショナル)。 08・09年横浜にて、2010年掛川にて、音楽とアートがジャンルを超えて交わる「ビヨンド・ザ・ボーダー音楽祭」を自らプロデュース。クラシック、雅楽、美術等がボーダーレスに一体となる斬新な内容が各界で評価されている。 04年より現在まで読売日本交響楽団の客員コンサートマスターを務めている。 ホームページ:http://riekosuzuki.com |
![]() ©K.Miura
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関西大学文学部中退。大学在学中にバンドネオンに出会い、小松亮太に師事。 アルゼンチンに短期留学しフリオ・パネ、オラシオ・ロモのレッスンを受ける。 またオルケスタ・エスクエラ・デル・タンゴに参加し学び、大型タンゲリーア「エスキーナ・デ・カルロス・ガルデル」や「チェ・タンゴ」に出演した。 2003年 バンドネオンの最高峰、レオポルド・フェデリコの日本ツアーに参加。 2007年 チリのバルパライソで行われた世界タンゴサミットに、またミゲル・バルベーロ・セステートのメンバーとしてモントリオールタンゴフェスティバルに出演。 2008年 小松亮太の「若き民衆」公演ではピアソラの「プンタ・デル・エステ組曲」のソリストを務めた。これまでに、鈴木理恵子、須川展也、店村真積、平部やよい、菊地成孔、川井郁子、夏木マリ、エゴ・ラッピン、ビクトル・ラバジェン・オルケスタ、仙台フィル、奈良フィル等と共演、様々なアーティストのレコーディングに参加している。 現在クアトロシエントス、小松亮太&オルケスタティピカ、中島ノブユキ・エテパルマ・アンサンブル等で活動中。 |
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