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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

基本情報

日時 1回目 6月27日(月)箏の体験① 指導:日本音楽集団[米澤浩、熊沢栄利子、三宅礼子]
2回目 6月30日(木)箏の体験② 指導:日本音楽集団[米澤浩、熊沢栄利子、三宅礼子]
3回目 7月7日(木)邦楽アンサンブルの鑑賞
     出演:日本音楽集団[米澤浩(尺八)、熊沢栄利子(二十絃)、三宅礼子(十七弦)、
         新保有生(笛)、簑田弘大(三味線)、藤高理恵子(琵琶)、多田恵子(打楽器)]
出演 日本音楽集団
 米澤浩(尺八)、熊沢栄利子(二十絃)、三宅礼子(十七弦)、
 新保有生(笛)、簑田弘大(三味線)、藤高理恵子(琵琶)、
 多田恵子(打楽器)
概要 中央区立月島第一小学校 4年生 33名(1クラス)
助成:日本財団

レポート

Meet the 和楽器は第一生命ホールでも年に2回定期公演を行っている邦楽グループの日本音楽集団との共同で実施しているプロジェクトです。箏の体験と邦楽アンサンブルの鑑賞を3日間のプログラムで実施します。

【全3回の流れ】
1回目 箏の体験① 
一人一面の箏を自由に触って、3~4名のグループでイラストに合わせた音作りをしました。子どもたちは絃をはじくだけでなく、すべらせたり叩いたりこすったり、自分で音を見つける作業に熱心に取り組みました。発表では、各グループの趣向を凝らした音をみんなで楽しみました。
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2回目 箏の体験②
箏の楽譜の読み方や弾き方を教わってから「かえるのうた」の練習をしました。初めは全員で合わせての演奏を、次に2つに分かれて輪奏をし最後は4つに分かれて輪奏をしました。相手の音をよく聴きながら自分の演奏をするのは難しかったようですが、何度も練習するうちにだんだん聴けるようになってきました。
今回の4年生の子たちは、体験が終わった後に自主的に後片付けを手伝ってくれました。琴柱のはずし方、カバーの掛け方、持ち運びのし方を真剣に聞いて楽器を丁寧に扱うことも学んでくれたようです。
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3回目 邦楽アンサンブルの鑑賞
日本音楽集団によるコンサートを鑑賞しました。箏以外にも、尺八、三味線、笛、琵琶、太鼓のそれぞれの音や7名の邦楽アンサンブルを聴いたり、太鼓の体験をしたりしました。体験をしたことによって和楽器の楽しさや難しさを体感し、より身近に感じてくれたようです。
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プロフィール

日本音楽集団  
1964年日本の音楽界に新たな動きがありました。
それまでの伝統的な邦楽の一線を越え、現代のスピード感、力強さをバネにし、誰にでも親しめる新しい邦楽のあり方を求めた一群が誕生したのです。
それが「日本音楽集団」です。
その音楽と活動は47年の時を経て、現在では年間3回の定期演奏会を中心に、全国各地での公演や学校での音楽鑑賞会、さらにはレコード、放送、映画、演劇等さまざまな分野で演奏活動を行なっています。
またこれまでにヨーロッパ、アメリカ、旧ソ連、中国、東南アジア、オーストラリア等、世界31カ国151におよぶ都市で公演を行ない、その中でアイザック・スターン、ヨー・ヨー・マやゲヴァント・ハウス・オーケストラ、ニューヨーク・フィルとの共演を実現し、今までの邦楽とは一線を画した「日本音楽集団」に海外でも高い評価を得ています。
これらの活動に対して1967年芸術祭奨励賞、1970年芸術祭大賞、1971年芸術祭優秀賞、1978年第2回音楽之友社賞、レミー・マタン音楽賞、1988年松尾芸能賞特別賞、1990年モービル音楽賞をそれぞれ受賞しています。
日本音楽集団の音楽、それは現代邦楽に新たな可能性を求め、その活力を21世紀に伝え続けています。