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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

アウトリーチ

4年生はじめてのクラシック
 TANBRASS
(金管五重奏+打楽器)

中央区立城東小学校

基本情報

日時 2023年12月20日(水)10:15~11:00


出演 TANBRASS(金管五重奏+打楽器)
[松木亜希/津守祥三(トランペット) 髙橋朋子(ホルン) 佐々木匡史(トロンボーン) 仁藤雄貴(テューバ) 川島佑介(打楽器)]
概要 対象者:4年生 
人数:27名

助成:文化庁文化芸術振興費補助金 劇場・音楽堂等活性化・ネットワーク強化事業(地域の中核劇場・音楽堂等活性化)独立行政法人日本芸術文化振興会

レポート

【プログラム】
♪もろびとこぞりてファンファーレ
♪アンダーソン:トランペット吹きの休日
♪リー・ハーライン:星に願いを
♪ルーサー・ヘンダーソン編:聖者のハレルヤ
♪ウォーラー:エイント・ミスビヘイヴィン
♪ルイ・プリマ:シング・シング・シング
♪中央区立城東小学校 校歌
♪チャイコフスキー:バレエ組曲「くるみ割り人形」より


【レポート】

 音楽の先生から「今日の授業は特別であり、心で感じて欲しい、いいと思ったら拍手の大きさと数で表現する方法があります。」と説明がありました。ちょっと特別で緊張な面持ちの子供もいるところTANBRASSのメンバーがトナカイのカチューシャをつけたりピカピカのライトグリーンのクリスマスツリーの帽子を被って颯爽と入場しました。
子供達の表情が緩み隣の子と顔を合わせニッコリしました。 すぐさま「もろびとこぞりて」の演奏が始まりました。
想像していたより大きな音量と、ライブの迫力に目を丸くして驚いている子供もいました。「マウスピースの説明で唇を震わせることで音が出る」と実践してくださると、面白い音が次々するのでお腹を抱えて笑ってウケている男の子もいました。★IMG_7485.JPG 子供達にも馴染みの曲目が続き、曲が始まると「あー知ってる!」の表情の子供が多く、足でリズムをとったり身体全体でリズムをとる子もいました。
「エイント・ミスビヘイヴィン」では奏者が楽器を子どもたちへ向けた時に、一番前に座っていた男の子は音をダイレクトにうけた瞬間、驚きの表情をし一瞬で笑顔になりました。曲の最後の低音部分でもその子は微笑んでいました。
ゴムホースラッパコーナーではゴムホースでもメロディが奏でられることにみなビックリ顔でした。各楽器別の長さや菅の太さの違いで音の高低が違うことなどの説明をうけ、皆んな隣の友達と面白さや驚きを確認し合っていました。
ドラムは音楽室にいつも設置してある楽器ということもあり、子供たちの反応が高く、エイトビートの練習で徐々にアップテンポになっていく時はテンションもアップして盛り上がりました。
校歌はリハーサルなしにもかかわらず演者と子供たちがスムーズに共演できたことに感動してしまいました。 一方的に演奏を聴くだけでなく共演できる体験は素晴らしいと感じました。
「くるみ割り人形」でトライアングルの音がした時は、後ろの列の子供たちが何人も身を乗り出して音のする方を見入っていました。
アンコールでは茶色の小瓶が演奏され、子供たちが練習したことのある曲で全員が知っていてとても楽しそうでした。
演奏が終わり演者が去った後、二人の男の子たちが舞台の譜面を見たり、ドラムセットの配置を確認したりしていました。興味の深さを感じました。★IMG_7507.JPG演奏者のみなさん、経験が豊富で親しみやすさがあり、子供たちに近づく方法をいくつも知っていると思いました。
一曲一曲が短く、MCをこまめに入れることで飽きないし、知っている曲もあらためて印象的なところを聴けました。
間近で聴いてもらい、迫力ある体験がきたと思います。

(トリトンアーツサポーター 観察レポートより


【子どもたちのアンケートより】

●はじめて知った曲もあったし知っていた曲もありましたが別の楽器で聞いてリズムが違ってすごく楽しかったし、トリトンスクエアに行ってコンサートを見に行きたいと思いました。
●ドラムのたたくスピードがとてもはやくておどろきました。
●いろいろな楽器がそれぞれの役割をはたしていて、それぞれの楽器が主役だということを知りました。

プロフィール

TANBRASS (金管五重奏+打楽器)  
2011年12月に結成。認定NPO法人トリトン・アーツ・ネットワークのコミュニティ活動に参加、クラシックの名曲からジャズまで幅広いレパートリーで、小学校などでの公演で好評を得ている。