【プログラム】
♪マーク・オコーナー： アパラチア・ワルツ
♪ロッシーニ： 弦楽のためのソナタ第6番ニ長調「嵐」より第3楽章
♪久石譲：「となりのトトロ」より「さんぽ」「となりのトトロ」
♪久石譲：「ハウルの動く城」より「人生のメリーゴーランド」
♪ピアソラ： オブリビオン
♪アラン・メンケン： 「リトル・マーメイド」より「アンダー・ザ・シー」
♪ゼキーニャ・ジ・アブレウ： ティコティコ

【レポート】

子ども発達支援センターゆりのきに通う未就学児とその親を対象に「子どものための音楽会」を開催しました。
編成は、ヴァイオリン、ヴィオラ（ヴァイオリンと持ち替え）、チェロ、コントラバスによる四重奏です。
「となりのトトロ」や「アンダー・ザ・シー」などでは、聴きながらいっしょに口ずさむ場面もあり、共に音楽を楽しむ雰囲気でした。よく知っていた曲もあったことで、自然に音楽に参加するような形になったと思います。
最後に演奏した「ティコティコ」では配られた鈴を曲にあわせて鳴らし、全員で演奏して楽しむことができました。鈴は振るだけできれいな音が出るため、参加しやすかったのではないかと思います。
演奏途中に声をあげていたお子さんもいましたが、演奏とは関係なく声を出しているのではなく、音楽に触発されたもののように見えました。特に、「大人の方向けの曲かもしれません」と紹介されたピアソラ作曲「オブリビオン」では、それまで体を動かしたり声を上げていたりしたお子さんが演奏者の方を見て、身じろぎもせず、引き込まれるような表情で聴いていました。音楽の力、演奏者の力を感じた場面でした。

（トリトンアーツサポーターの観察レポートより）

【アンケートより】

●生の演奏をとても身近に感じることがとてもよかったです。心に響く音でした。
●子どもが声を出してもOKなのが、ありがたかったです。
●子どもが興味をもって、真剣に見入っている姿が見られました。
●初めて耳にする曲もありましたが、子ども達もじっくり聴いていて、生の音楽の素晴らしさを改めて感じました。