【プログラム】

♪クリスマス讃美歌：もろびとこぞりて　または♪アンダーソン：プロムナード
♪アンダーソン：トランペット吹きの休日（トランペットの紹介）
♪ハーライン：星に願いを（ホルンの紹介）
♪ローマン：バイエルンポルカ（トロンボーンの紹介）
♪サン＝サーンス：動物の謝肉祭より「象」（テューバの紹介）
♪ルイ・プリマ：シング・シング・シング（ドラムの紹介）
♪チャイコフスキー：バレエ組曲 「くるみ割り人形」より小序曲／行進曲／トレパック>
♪ガーシュイン：アイ・ガット・リズム　または♪アメリカ民謡：リパブリック讃歌
（♪豊洲北小学校・校歌～いつも元気～）

【レポート】

　TANBRASS（たんぶらす）が登場すると、キラキラしたさまざまな形や大きさの楽器に児童たちの目が釘付けになり、これから何が始まるのだろう？とワクワクした雰囲気で会場がいっぱいになりました。演奏者６名が一斉に音を出すと、一瞬身体をビクッとさせてからクラスメイトと顔を見合わせたり、もっとよく見ようと身体を前に乗り出す様子が見受けられました。１曲目で合奏の迫力を体感してもらい、次にそれぞれの楽器の紹介では、まず金管楽器の音の出し方（バズィング）の説明をし、そして一つ一つの楽器の違いがよく分かるように音色の特徴を感じることのできる曲を演奏し聴き比べてもらいました。ドラムは学校の音楽室のものをお借りすることで、学校のドラムもこんな風に演奏することができるんだ！と子どもたちは身近に感じている様子でした。

　「くるみ割り人形」の音楽はバレエを習っている子たちは「この曲で踊った！」と言って嬉しそうでした。また、演奏の前に、まずはトランペットの２人はどんな演奏をしているかな？と２人で「ハモって演奏している」ことを実演。次にテユーバが入ると「リズム」がしっかりし、ホルンとトロンボーンは全然ちがうことを演奏していて、あれれ？これでみんなで演奏したら合うのかな？と思いきや、合奏するとあら不思議、とってもすてきなアンサンブルが出来上がりました。そして大事な大事な打楽器が入ることで音楽が完成する様子に、子どもたちは心から驚いたり感心したりしていました。 　TANBRASSのアウトリーチを通して、生演奏を聴く楽しさはもちろん、それぞれが主役のアンサンブルの面白さ、音楽の自分なりの聴き方を発見してもらえたら嬉しいです。

（トリトンアーツスタッフ　観察レポートより）

【子どもたちのアンケートより】(２校より抜粋）

●「シング・シング・シング」を月曜日の朝に聞けたら、一週間がんばるぞ！と思えるのではないかと思いました。
●１つだけの楽器でもきれいですてきな音だけど、全員で合わせたらもっとすてきできれいな音になると気づきました。
●みんなが家族のようにきれいに合わせるし、１人がきゅうけいする時、声を出さずにできているところもすごいと思いました。
●音楽がこんなにすばらしくて、心がそれにつられて楽しくなったので、音楽はふしぎですごいなと思った。