日時 |
2019年11月19日(火) ①9:50~10:20年中 ②10:35~11:05年少 ③11:20~12:00年長 |
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出演 |
ぷちウインド023 永井綾子 (トランペット)/大野 雄太(ホルン)/ 永井嗣人 (トロンボーン)/仁藤雄貴 (テューバ)/神原瑶子 (パーカッション) |
概要 |
実施会場:中央区立明石幼稚園 ゆうぎ室 対象者:園児127名とその保護者 助成等:文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 |
【プログラム】
年少・年中
♪ミッキーマウスマーチ
♪ハッピーバースデー
~みんなで歌いましょう~
♪明石幼稚園園歌
♪山の音楽家(楽器紹介)
♪ジョバンニ・ガブリエリの「4声の為のカンツォーナ」4番
♪おもちゃのチャチャチャ
♪手をたたきましょう
♪どんぐりころころ(年少)
♪スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(年中)
♪さんぽ
年長 年長
♪ミッキーマウスマーチ
♪ハッピーバースデー
~みんなで歌いましょう~
♪明石幼稚園園歌
♪山の音楽家(楽器紹介)
♪ジョバンニ・ガブリエリの「4声の為のカンツォーナ」4番
♪おもちゃのチャチャチャ
♪クシコスポスト
♪手をたたきましょう
♪スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス
♪秋のうたメドレー(まっかな秋~虫の声~もみじ~どんぐりころころ~赤とんぼ)
♪ラデツキー行進曲
♪さんぽ
【レポート】
いよいよ開演。小太鼓のリズムに乗せて『ミッキーマウスマーチ』を演奏しながら、5人の演奏者が登場です。 子どもたちは最初不思議そうな、驚いたような表情をしていましたが、流れてきた音楽を耳にして、楽しさを感じ始めていた様子でした。『明石幼稚園・園歌』では、元気に弾むような曲調に金管楽器+打楽器の音色が、とてもよく合っていました。子どもたちは楽器の大きな伴奏に負けないくらい、会場全体に響く声で歌っていました。続いて、演奏者がひとりひとり、自己紹介と楽器紹介。演奏者たちが笑顔で子どもたちに語りかけ、みんな元気に応えていました。互いの距離感を、徐々に縮めていくような流れにしていることが伺えました。楽器紹介で演奏されたのは『山の音楽家』。お馴染みのフレーズに続けて、それぞれの楽器がソロで音色を披露。最初は合わせて一緒に歌っていた子どもたちも曲の展開が「いつもと違う」ことに気づき、聴くことに集中するようになってきます。楽器で動物の鳴き声(馬、牛、ぞう…など)を表現していて、自然に子どもたちの興味を引きだし笑い声が起こります。トロンボーンは、伸びたり縮んだりするところが面白かったようで、ひときわ笑い声が大きくなりました。その後、管楽器の4人による『4声のためのカンツォーナ』。それまでとは雰囲気が変わり、ゆったりとした、厚みのある和音が響く曲でした。真剣な表情で、じっと聴き入っていました。続いては、幼稚園の打楽器をお借りしての、『おもちゃのチャチャチャ』(トライアングル、カスタネット、タンバリン、和太鼓)、『どんぐりころころ』(卓上木琴)、『クシコスポスト』(鈴)。巧みに楽器を「操る」姿に、みんな驚いていた様子。後ろの列から、体をずらしたり伸ばしたりして、よくよく見ようとする様子が見られました。いつもの楽器が、演奏者の手によって華麗に変身したのを目にして、興味津々だったようです。ここからは、一緒に体を動かす曲が登場です。子どもたちが、ずっと座っていて飽きてしまわないよう、参加できる曲をいいタイミングで組み込んでいたと思います。『手をたたきましょう』は、いすに座ったままでしたが、みんな、とても元気に体を動かしていました。『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス』では、曲に合わせて、元気よく手を叩いていました。…と、途中で曲が止まります。その瞬間、手拍子も止まりました。すごい!みんな、よく見ています。演奏者たちも、緩急をつけた演奏に加え、止まったところ・動き出すところがよくわかる動作を見せていました。子どもたちの「遊ぶ」感覚を、見事に引き出していました。コンサート終盤には、互いの距離感がぐんと縮まり、演奏者と子どもたちとで、ひとつの「輪」になれたように感じました。帰り際、園児たちは演奏者の名前を覚えていて、呼びながら「バイバーイ」と声をかけていて、短い時間で、子どもたちの心をつかんでいたことを確信した瞬間でした。
(サポーター南 理絵 観察レポートより)