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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

基本情報

日時 箏体験
2017年12月19日10:35~11:20/11:25~12:10/13:25~14:10
2017年12月21日10:35~11:20/11:25~12:10

ミニコンサート
2017年12月21日 13:25~14:10
出演 日本音楽集団 
米澤浩(尺八)、熊沢栄利子(箏)
概要 実施会場:江東区立豊洲小学校 体育館
対象者:小学4年生5クラス
人数:合計194名(1組39名/2組39名/3組39名/4組39名/5組38名)

レポート

<箏体験>
◇1つの箏を2人で使うという仕組みが良く、子どもたちが自分が弾く番ではないときにペアの相手が弾くのをサポートし合っていた:楽譜を見て音の数字を伝える、弾く箇所を教える、等

◇「さくら」の最後の音(一と三の2音)をどう弾くかについて、子どもたちがとても積極的に考え、発言していた様子だった。クイズ形式で質問したこと、さらに、今まで正解した小学生は全国に3人しかいないということ、その中の2人が江東区の小学生であることを伝えたことが子どもたちの興味を一層引き立てた。
熊沢さんの実演により、左手を使うということが分かると、思いつかなかった答えに意外性があったことで子どもから「えー!」という声が上がった。

◇「さくら」リレーをやった回数だけ、弾き方と弾く音の正確性、音量などが格段に上がった。1回目に気づいた間違いを2回目に改善するなど、子どもたちがしっかり学びのプロセスを踏んでいた。

<ミニコンサート>

米澤さんが各曲を演奏する前にその曲の背景や聴くポイントなどをお話し、最初から最後まで飽きることなく演奏に耳を傾けていた。
- 六段の調べ:左手の使い方と奏法
- 鹿の遠音:鹿の鳴き声を真似た部分
- 春の海:自然の音の表現の仕方
- 双魚譜:13弦箏とは異なる20弦箏の演奏

(サポーター 石井 紗和子)

プロフィール

日本音楽集団(邦楽アンサンブル)  Pro Musica Nipponia
 1964年創立。伝統的な日本の楽器である、箏・尺八・三味線・琵琶・胡弓・笛、小鼓・太鼓などの打楽器、笙・篳篥などの雅楽器による和楽器オーケストラです。和楽器数十名と指揮者による大合奏は迫力満点です。
 現在では、定期演奏会を中心に、全国各地での公演、教育機関での音楽鑑賞会、録音・放送・映画・演劇などさまざまな分野で演奏活動を行っています。
 海外では、ヨーロッパ、アメリカ、ロシア、中国、東南アジア、オーストラリア等、31ヵ国151都市で公演を実施。アイザック・スターン、ヨー・ヨー・マや、ゲヴァントハウス・オーケストラ、ニューヨークフィルとの共演を実現、海外でも高い評価を得ています。
 文化庁芸術祭大賞、第2回音楽之友社賞、レミー・マタン音楽賞、モービル音楽賞など、受賞履歴多数。
 http://www.promusica.or.jp
米澤浩(尺八)   Yonezawa Hiroshi
宮田耕八朗氏に師事。78年日本音楽集団入団。 内外のオーケストラとの共演経験も多く、現在に至るまで200公演以上の海外実績を持つ。コンサート活動の他、演劇・放送音楽、市民文化講座やワークショップ、専門的な講習会の講師も務めるなど活動の幅は広い。2001年より箏の熊沢栄利子と開始した海外ツアーは、欧州・中米等14カ国で70公演を越える。
現在、尺八トリオ《575》メンバー、日本音楽集団団員、 (財)地域創造邦楽地域活性化事業コーディネーター、《島根邦楽集団》顧問。
HP http://yonezawa.art.coocan.jp
FB https://www.facebook.com/Yonezawa.Kumazawa.Inst
熊沢栄利子(箏)  Kumazawa Eriko
砂崎知子氏に師事。NHK邦楽技能者育成会卒。1978年日本音楽集団入団。81年NHKオーディション合格。2001年から尺八の米澤浩と開始した海外ツアーは、欧州・中米等14カ国で70公演を越える他、韓国のソウル国立国楽管絃楽団・大邱市立国楽管絃楽団とコンチェルトで共演するなど、東西を問わず活動の場は広い。 又、2006年に箏体験ワークショップ《YKプログラム》を考案し、邦楽器の体験普及にも尽力している。
現在、日本音楽集団団員、《島根邦楽集団》顧問、生田流宮城社教師。
HP http://zipangu.com/kumazawa
FB https://www.facebook.com/Yonezawa.Kumazawa.Inst