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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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アーティスト・インタビュー

沖仁

630コンサート~充電の60分~
沖仁フラメンコギターの世界

圧倒的な技術と情熱溢れる演奏でジャンルを超え人気を集め、フジテレビ系「ヨルタモリ」の常連客役としても話題になったフラメンコギタリスト沖仁が登場します。

ほとばしる情熱と豊かな音色のギターでリフレッシュ!!

沖さんがフラメンコギターと出会ったきっかけは?

中高生の頃はロックに憧れてエレキギターをやっていました。当時からギタリストになろうと思っていましたが、卒業後に語学留学でカナダを訪れた時にクラシックギターと出会い、まわりの方たちの助言もあり、アメリカの音楽院に進むことになりました。でも、アメリカに渡る前にフラメンコギタリストのビセンテ・アミーゴのカセットを聴いた時に衝撃を受けまして、フラメンコギターへの思いがどんどん強くなりアメリカ留学は断ってしまいました。


その後、スペインへ?

なんのツテもなく、とにかくスペインへ渡りました。誰かについて勉強をするというより、スペインでもフラメンコが一番濃いと言われている町に住んで、そこの空気を吸って、そこの住人になるというところから始めないとだめだなと思ったので。


フラメンコギターの特徴は?

クラシックギターから派生していますが、フラメンコギターは「しわがれ声のおじいさん」を表現しますので、そういった音になるように作られています。ぼくは日本の職人といっしょに楽器も作っています。演奏家と楽器職人はいつの時代もいっしょに育って理想的な音を目指しています。


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沖さんは他ジャンルとの共演や自ら作曲されたりと、日本での新しいフラメンコギター のイメージを作られたと思いますが。

スペインに渡る前に日本の美術館で定期的にコンサートを開催していたのですが、そこに来てくれるのは下町のおじちゃんおばちゃんたちで、普段コンサートなど聴きに行かないような方が自分の演奏に涙してくれた経験が原点になっています。フラメンコと全然関係なく自分の身近に生きている日本の人たちの心に伝わるようなギターを弾きたいという気持ちがずっとあって、それが今につながっていると思います。


今回の公演では、フラメンコギターのデュオも聴けるそうですね。

毎日忙しくされている方にこそ、ほんのひととき、シンプルな楽器から紡ぎ出される豊かな世界をお楽しみいただければうれしいです。