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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

アウトリーチ

グランクレール ケアレジデンス アウトリーチ
 ミモザ弦楽四重奏団

グランクレールHARUMI FLAG

基本情報

日時 2025年3月21日(金)14:30~15:15
出演 ミモザ弦楽四重奏団
  前田奈緒/高橋渚(ヴァイオリン) 高橋梓(ヴィオラ) 印田陽介(チェロ)
概要 実施会場:デイルーム
対象者:ケアレジデンス入居者
人数:24名

レポート

【プログラム】
♪ミモザ弦楽四重奏団編曲:きらきら星変奏曲
♪ヨハン・シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピツィカート・ポルカ
♪モーツァルト:「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より第1楽章
♪モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番「不協和音」より第4楽章
♪日本の春うたメドレー
♪菅野よう子:花は咲く
♪ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番「セリオーソ」より第4楽章
♪岡野貞一:ふるさと(いっしょに歌いましょう)
♪アンコール:ラデツキー行進曲


【レポート】

 第一生命ホールからほど近い、東京オリンピック選手村跡地に開設した「グランクレールHARUMI FLAG」にアウトリーチに伺いました。
 ●IMG_6251.jpg 要介護3-5の方々が入居するケアレジデンスでは、ふだん食事をされるデイルームでのコンサート。2024年6月に入居開始したばかりで、こうした音楽会は初めてとのことで、「今日は楽しみすぎて、夢にまで見ちゃった」などと席につかれる方など、始まる前から歓迎ムードです。「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」では、「知っている!」というように顔を輝かせて手を叩いたり、春の歌メドレーでは一緒に口ずさんだり、懐かしいメロティーに涙ぐんだりして聴いてくださいました。プログラムの途中では、客席をまわって体験用のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロを実際にさわって弦をはじいていただくコーナーもありましたが、皆さんうれしそうに楽器や演奏家とふれあっていました。●IMG_6244.jpg アンコールの「ラデツキー行進曲」には、手拍子で音楽に参加していただきました。終わった後に「よくニューイヤーコンサートをテレビで見て、この曲をきいたわ」など話しかけてくださる方もいました。
 夜は同じ建物内のシニアレジデンスのダイニングでも演奏し、ディナーのひととき、入居者の皆さんにモーツァルトの名曲やサウンド・オブ・ミュージックメドレーなどを楽しんでいただきました。

(トリトンアーツ スタッフ)

プロフィール

ミモザ弦楽四奏団  
国内外で室内楽の研鑽を積み2021年に集結。
東音企画所属アーティスト(室内楽部門)。
結成から毎年定期演奏会を開催するほか、
2022年5月 丸の内ミュージックフェスエリアコンサートに出演。亀井聖矢、高橋洋太、尾城杏奈の各氏と共演。
2023年かもがわ古民家stay&playの会主催地域音楽プロジェクトに参加。オンラインコンサートなど積極的に活動する。
「ミモザ」の名前はミモザの花に由来する。その花言葉は「友情」。 これまで音楽に真摯に向き合う姿を間近に見てきた仲間ならではのアンサンブル、ミモザの小さな花が集まり、樹全体が黄色く染まる様を音楽で創造する決意を込めて。
前田 奈緒(ヴァイオリン)  
11歳で渡英。ロンドンでイフラ・ニーマン、パリでミシェル・オークレールのもとで学ぶ。 英国王立音楽院ジュニアアカデミー、東京芸術大学附属高校を経て、同大学卒業。 大阪国際音楽コンクール第1位、全日本学生音楽コンクール全国大会第1位、日本音楽コンクールファイナリスト。室内楽ではリゾナーレ室内楽セミナー奨励賞受賞、サントリーホール室内楽アカデミー第1期フェロー。2019年より、文化庁新進芸術家海外研修制度により英国に留学。リチャード・ディーキンのもとで研鑽を積む。芸大フィルハーモニア管弦楽団第1ヴァイオリン奏者。シェリール・トリオ ヴァイオリン奏者。
©️Ayane Shindo
高橋 渚(ヴァイオリン)  
桐朋学園高等学校音楽科卒業、国立ベルリン芸術大学に入学、ディプロム課程を卒業後、 ソリストマスター課程に進学し卒業。ドイツベルリンオペラにて2年間アカデミー生として研修を積む。 ヴァイオリンを茂木佳子、藤原浜雄、T.トマシェフスキーの各氏に師事。全日本学生音楽コンクール入賞。ドバイ・国際ヤングヴィルトゥオーゾコンクール第3位、ベルリン・国際ヒンデミットコンクール第3位受賞。オンディーヌ室内管弦楽団、新ベルリン交響楽団と共演。
高橋 梓(ヴィオラ)  
東京芸術大学附属音楽高校、同大学を経て、同大学院音楽研究科修士課程修了。サントリーホール室内楽アカデミー第1・2期で研鑽を積む。ヴィオラを菅沼準二、C.ルローン、大野かおるの各氏に師事。
第3回独・クヮッケンブリュック国際芸術コンクール第1位、第9回日本演奏家コンクール第1位及び芸術賞、第7回仏・ボルドー国際弦楽四重奏コンクール特別賞等受賞。これまでにNHK-FM「名曲リサイタル」、新進演奏家育成プロジェクト、サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン等に出演。
これまでに堤剛、若林顕、竹澤恭子、M.ブルネロ、R.バボラーク、カルミナ・クァルテット、クァルテット・エクセルシオと共演。
©️Ayane Shindo
印田 陽介(チェロ)  
東京藝術大学附属音楽高等学校を経て、同大学音楽学部を卒業後渡欧、チェコ・プラハ音楽院に学ぶ。チェコ・ドヴォルザークホールにてトマーシュ・ヤムニーク氏と二重協奏曲を共演するなど、オーケストラとの協奏曲の共演等ソリストとして活動するほか、各種室内楽、オーケストラやレコーディング、ライブサポート等、クラシックのジャンルにとらわれない幅広い活動を展開する。ヴァイオリニストの姉・印田千裕とのデュオでは2012年より毎年リサイタルを開催し、ヴァイオリンとチェロの二重奏という編成の可能性を追及している。認定NPO法人トリトン・アーツ・ネットワーク アウトリーチセミナー修了。シェリール・トリオ チェロ奏者。小田原室内管弦楽団首席チェロ奏者。アンサンブル・ビーネン、はにかる、直会-nao rai-、ハリーのしっぽ等メンバー。
©️Ayane Shindo