【プログラム】

♪アンダーソン：舞踏会の美女
♪パプリカを演奏しながら楽器紹介
♪玉木宏樹：2人のフィドラー（ヴァイオリン＆ヴァイオリン）
♪バリエール：2台のチェロのためのソナタ ト長調より（チェロ＆コントラバス）
♪アンダーソン：ジャズ・ピチカート
♪オコーナー：アパラチア・ワルツ
♪ロッシーニ：弦楽のためのソナタ第6番 ニ長調「嵐」より第3楽章
♪各園、各クラスのリクエスト曲を演奏
♪ピアポント：ジングル・ベル(日本橋幼稚園のみ)
♪アンダーソン：そりすべり

【レポート】

明石幼稚園では、毎年開園記念日に合わせてコンサートを実施させていただいています。今年もコンサートの前に園長先生が大きなケーキのイラストにろうそくを貼って、園児のみなさんと幼稚園の89歳のお誕生日をお祝いしました。また、PTAの皆さまがコンサートの企画をされて一緒に作っていくのも特徴的です。

　日本橋幼稚園も毎年弦楽器のコンサートを楽しみにしてくださっています。今年は明石幼稚園も日本橋幼稚園もゆうぎ室ではなく小学校の体育館を借りて実施いたしました。子どもたちはいつもとは違う場所に来て、年少さんはちょっと不安気に、年中さんはワクワクしているように見えました。

各園とも今回は、ヴァイオリン、ヴァイオリン（曲によってヴィオラ）、チェロ、コントラバスの編成で、コントラバス奏者佐々木大輔さんのお話を交えながらいろいろな曲を聴いてもらいました。

　遊園地に来たようなワクワクする曲、アンダーソンの「舞踏会の美女」で登場！園児たちは楽器を見て「わ～！」と目を輝かせていました。次は、子どもたちによく知られている「パプリカ」のメロディーに乗せて、それぞれの楽器の音を聴いてもらいました。ヴァイオリン２人による演奏とチェロとコントラバス２人による演奏で、音の高さや響きを聴き比べてそれぞれの楽器の特徴を身体で感じてもらいました。

「ジャズ・ピチカート」では聴きながらピッツィカート奏法をマネする子も。「アパラチア・ワルツ」では山脈などの自然の雄大な風景を、ロッシーニの「嵐」では嵐がおこってでも最後は雨がパラパラと降ってやがて晴れてくる様子を想像しながら聴いてもらいました。演奏後に、「嵐の様子わかったかな？」と佐々木さんが聞くと、「わかった～！すごい嵐で面白かった！」「雨が降っていた」「最後は晴れた」など様々な感想を言葉にしてくれました。

リクエスト曲の演奏や園歌をみんなで歌い、最後は「そりすべり」でちょっとクリスマス気分を楽しんでもらいました。（日本橋幼稚園はリクエスト曲の代わりにクリスマス曲をもう１曲♪）

（トリトンアーツスタッフ　観察レポートより）