
日時 |
2019年7月5日(金) 10:50~11:50 |
---|---|
出演 |
Buzz Five(金管五重奏) [星野朱音/松山 萌(トランペット) 友田雅美(ホルン) 加藤直明(トロンボーン) 石丸薫恵(テューバ)] |
概要 |
実施会場:中央区立久松小学校 体育館 対象者:小学4年生3クラス 人数:103名 助成等:文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 |
【プログラム】
♪H.カーマイケル:スターダスト
♪W.A.モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
♪L.アンダーソン:トランペット吹きの休日
♪W.A.モーツァルト:ホルン協奏曲第1番より第1楽章
♪H.フィルモア:ラッサストロンボーン
♪L.デンツァ:フニクリ・フニクラ
♪メラー/ゆかいにあるけば ※合唱交流
♪金管五重奏、解体新書 ~スーザのマーチを使って~
♪V.エヴァルド:金管五重奏曲第1番より第3楽章
【レポート】
一曲目の「スターダスト」では、演奏家が、歩きながら演奏したり座っている生徒の中で演奏したりと、間近で動きや音を楽しみ、とても自然な笑顔の子どもたちの表情が、曲のワクワク感や、金管五重奏の華やかなサウンドに魅せられ、これから繰り広げられる演奏会にワクワクしているようでした。どうやって音を出しているのかを説明でバジング→マウスピース→楽器→マウスピース→バジングの流れを演奏者がやると歓声があがったり、笑いが起きたり、楽しみながら音の出す仕組みを学んでいる様子でした。
楽器紹介では、トランペット吹きの休日を吹く前に「運動会とかで聴いたことあるかもね」と演奏者がイメージを子どもたちに投げかけていました。その曲の速さをとらえて、かけっこの真似をしたり、リズムに合わせてうなずいたり、手を叩くなど、曲を自然に楽しんでいました。ホルンは、「金管の中で一番〇〇な楽器なのですが、なんだと思う?」という問いかけに対し、複数の生徒から手が上がっていました。また、「手を入れないと、大変なことになるんです」という前振り後、ホルンのベルに手を入れずに音を出したときに、その音の大きさに子どもたちが一斉に耳をふさいでいました。トロンボーンをフィーチャーした曲では、滑らかに動くスライドの動きを間近でみて、面白がったり、チューバの普段縁の下の力持ちの生の音を聴いて、音の大きさに驚いている様子も見られました。金管五重奏の役割の説明でホルンとチューバの関係性が、お餅つきにたとえられていて、実際に友達とやってみている子どももいました。
金管五重奏の演奏で歌った「ゆかいに歩けば」は、とても生き生きしていました。子どもたち同士で顔を見合わせながら歌う様子も垣間見れ、音楽を聴いて、歌うことを楽しんでいました。アンコール曲で演奏者が手拍子を促すとすぐに反応をして、思い思いの手拍子で楽しんでいました。
演奏者は子どもたちに合わせた話の仕方であったり、子どもたちの近くに来て演奏していたり、子どもたちが聴きやすい機会を提供していると感じました。子どもたちも演奏を思い思いの形で楽しんでおり、最後の質問の時間にはたくさんの手が上がっていました。控える音楽会での演奏のためか、技術的な質問まで上がりました。
(サポーター 畑田七奈子 観察レポートより)