トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
Menu

レポート

基本情報

日時 2018年12月13日(木)
9:50~10:20/10:40~11:00
出演 吉野駿/北見春菜(ヴァイオリン) 福田道子(ヴィオラ) 伊藤七生(チェロ)
概要 実施会場:中央区立中央幼稚園
対象者・人数等:年少32名/年中24名/年長18名
助成等:文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
    独立行政法人日本芸術文化振興会

プロフィール

吉野駿(ヴァイオリン)  Yoshino Shun, violin
ジュリアード音楽院(予科)、桐朋学園大学などで学ぶ。卒業後、オタワ国立芸術センター管弦楽団、San Francisco Academy Orchestraに在籍し研鑽を積む。これまでにクールシュベール国際音楽アカデミー、桐朋学園大学・ソウルメトロポリタンユースシンフォニー交流演奏会、ニューヨークSMF、プロジェクトQ、JTが育てるアンサンブルシリーズ、京都・国際音楽学生フェスティバル、アフィニス夏の音楽祭等に出演。全日本学生音楽コンクール等で入賞。これまでに田中直子、辰巳明子、高木和弘、堀正文、Daniel Carlsonの各氏に師事。
トリトン・アーツ・ネットワーク主催では、「アウトリーチセミナー」2013に参加。「オープンハウス」2018、「子育て支援コンサート」2016などに出演。
©Brent Gervais
北見春菜(ヴァイオリン)  Kitami Haruna, violin
桐朋学園大学音楽学部卒業、同大学研究生及び桐朋オーケストラ・アカデミー研修課程生修了。小澤征爾音楽塾、サイトウ・キネン・フェスティバル 松本「子どものための音楽会」「青少年のためのオペラ」出演。サントリーホール室内楽アカデミー第1期生、第2期生修了。「オープンハウス~サントリーホールで遊ぼう!」「サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン」出演。Quartet MIYABI(弦楽四重奏団)第2ヴァイオリン奏者。横浜市栄区民文化センターリリス・レジデンス・アーティスト。
トリトン・アーツ・ネットワーク主催では、2012年に「室内楽アウトリーチセミナー」受講。2016年、2018年に「第一生命ホール オープンハウス」、2016年に「子育て支援コンサート」、2014年より「ロビーでよちよちコンサート」に出演。
福田道子(ヴィオラ)  Fukuda Michiko, viola
国立音楽大学附属音楽高等学校在学中にヴィオラに転科。桐朋学園大学音楽学部を経て、同大学研究科、桐朋オーケストラ・アカデミー修了。2013-14年、兵庫芸術文化センター管弦楽団レジデント・プレイヤー。サイトウ・キネン・フェスティバル松本、小澤国際室内楽アカデミー奥志賀、(財)地域創造・平成24年度公共ホール音楽活性化アウトリーチフォーラム事業などに参加。
トリトン・アーツ・ネットワーク主催では、「アドヴェントセミナー」2009、「アウトリーチセミナー」2011参加。「オープンハウス」2012、2013、2018、「630コンサート」、「子育て支援コンサート」2016に出演。トリトン晴れた海のオーケストラメンバー。
伊藤七生(チェロ)  Ito Nanami, cello
桐朋女子高等学校音楽科(共学)、桐朋学園大学を経て同大学院修士課程音楽研究科修了。堤剛、岩﨑洸、G.Riviniusら各氏に師事。(財)地域創造 2012年度公共ホール音楽活性化アウトリーチフォーラム事業参加。現在、サルビアホールアーティストバンク2018年度登録アーティスト、フェリス女学院大学音楽学部副手、洗足学園音楽大学演奏補助要員。マルシェ弦楽四重奏団メンバー。
トリトン・アーツ・ネットワーク主催では、「アドヴェントセミナー」2008、「アウトリーチセミナー」2011参加。「オープンハウス」2013、2018、「630コンサート」、「ロビーコンサート」2016出演。
©S.Imura

レポート

【プログラム】
♪グラズノフ:弦楽四重奏曲より第3楽章抜粋
自己紹介と楽器紹介
♪グラズノフ:弦楽四重奏曲より第1楽章抜粋
カルテットと音の重なりの話
♪グラズノフ:弦楽四重奏曲より第2楽章抜粋
外国のお祭りの話
♪グラズノフ:弦楽四重奏曲より第4楽章抜粋
♪みんなで歌いましょう
赤鼻のトナカイ、きよしこの夜(年中・年長のみ)、中央幼稚園 園歌

※年少の回は上記を短くしたプログラム

【レポート】
演奏が始まると、興味津々で身を乗り出して聴いている子、演奏者の手をじっと見ている子、静かに聴いている子、(大きな音に驚いて)耳に手を当ててふさいでいる子など、いろいろな反応が見られました。演奏者との距離がかなり近く、音だけでなく、振動も伝わってきたので、耳だけでなく、自然と全身に反応が出たのだと思いました。

★★IMG_7646.JPG

楽器紹介のあと、1音→2音→4音と音の重なりを披露したところは、少し難しかったのか、リアクションが薄かったように思いました。ただ、「いっぱいの音のほうがきれいだった」という素直な感想は聞こえました。もう少し、子どもたちになじみのある曲の方が、音の重なりを実感しやすかったような気もしました。

第4楽章は、にぎやかなお祭りのような雰囲気の曲だったので、もっと子どもたちがノリノリになるかと思いきや、意外とおとなしく聴いていました。このコンサートは、じっと座っていなくていい、感じたように自由に体を動かして聴いていい場なんだと、もっとアピールしてもよかったように思います。2回目の年少の回では、「踊ってもいいよ」と演奏者の方が声掛けをしてくれました。1回目の年中・年長の回でもそのフレーズがあれば、子どもたちのリアクションが少し違ったかもしれません。

園児たちが歌でコラボする曲では、「赤鼻のトナカイ」は、歌詞があいまいだったのかかなり遠慮がちでしたが、「園歌」は、さすが大きな声で楽しそうに歌っているのが印象的でした。いつものピアノ伴奏とは雰囲気が違うと感じつつも、カルテットの演奏に呼応して、どんどん声が出てきて気持ちよさそうでした。「園歌」は、園児たちの声に応じて演奏者の皆さんもどんどん盛り上がってのびやかに演奏してくださったので、歌と演奏が一体になっているのが感じられました。

★★IMG_7692 - コピー.JPG

演奏終了後、「楽しかった!」「また来てね~!」という感想があちこちから聞こえて、こちらも嬉しくなりました。全体的に静かに聴いている印象でしたが、子どもたちの心には何かが残ってくれたのだと思います。演奏者の皆さんが、子どもたちを相手に真剣に向き合って演奏してくださったので、その想いが伝わったのだと思います。

(サポーター M.M. 観察レポートより)