日時 |
2018年6月28日(木) 〇箏体験 (1)9:35~10:20/(2)10:25~11:10 〇ミニコンサート 11:30~12:15 |
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出演 |
日本音楽集団 米澤浩(尺八)、熊沢栄利子(箏) |
概要 |
実施会場:江東区立有明小学校 ランチルーム 対象者:小学校4年生 人数:合計44名(1組22名 / 2組22名) 助成等:文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 |
【プログラム】
■お箏体験(45分間)
■ミニコンサート(45分間)
♪六段の調(八橋検校)
♪鹿の遠音(古典本曲)
♪春の海(宮城道雄)
♪双魚譜 4章(吉松隆)
【レポート】
最初に米澤さんから「楽器はまたいではいけない、またいだペアは体験を中止する」という話があり、大切にしようという気持ちと、体験を終わらせたくないという思いが湧いたのか、子ども達はきりっとした表情で楽器を眺める様子でした。
箏体験では、熊沢先生の手元を大きなモニターで映して見せながら箏の演奏において大事な、力を込めて大きな音で、息を合わせて弾くことを教えていきます。
「意外と難しい!」
いい音を出すにはコツがいるということを学び、実際に体験することで、演奏者のもつ技術がどのようであるかを体感した子ども達。
合奏の中で音が揃った時は、自分の知っている箏の音と自分たちが鳴らした音が重なったことで「あ!これだ!」と喜んでいるようでした。
体験終了後はたくさん褒めてもらいながら演奏することで、弾けるようになったという達成感を感じるとともに、箏に対して一層関心をもったからか、「もっと弾きたい!」「箏欲しい!」と声が上がっていました。
ミニコンサートでは、知っている曲はノリノリで体を揺さぶりながら聴く様子、知らない曲でも深く聴き入り、奏法の変化による音の変化に反応している様子が見られました。演奏の前に曲に対する具体的なエピソードや技法の説明があり、曲想をイメージしたり、曲を理解しやすかったのだと思います。
また、楽器がとても近い距離にあり、演奏者の気迫を近くで感じられました。
(サポーター 西江美月 観察レポートより)