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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

協力企画

中央区民カレッジ
カレッジ・デビュー講座 第5回
「フルートで知るクラシック音楽の魅力」
(演奏付)

基本情報

日時 2018年6月25日(月)14:00~16:00
出演 講師:益田善太/黒田聰(ムラマツ・フルート・レッスンセンター) 他
概要 実施会場:築地社会教育会館 講習室
対象者:中央区在住・在勤・在学者
人数:65名
主催:中央区

レポート

【内容】

[第1部]
フルートの紹介(歴史含む)
フルートの工場見学(DVDの上映)
ピッコロ、グランド、アルト、バスの紹介
[第2部]
レクチャー・コンサート

【レポート】 

 中央区が主催する区民カレッジは、中央区ならではのさまざまな講座を開催しています。その中でも、カレッジデビュー講座は、文化・芸術や地域の事などさまざまなテーマを取り上げ、オムニバス形式で行っている講座です。今回はその内の1回をトリトンアーツで担当させて頂くことになり、過去にも区民カレッジやオープンハウスでご協力いただいた村松フルート製作所と一緒に、「フルートで知るクラシック音楽の魅力」を行いました。加工済_IMG_2863☆ - コピー.JPG
 前半では、フルートという楽器を知って頂こうと、音の出る原理や材質などを説明し、その後、実際にどのようにフルートが作られるのかをDVDでご覧いただきました。映像に写った作業がどのような工程なのかを生のナレーションでご説明頂きました。「1本のフルートを1人の職人が仕上げるのではなく、専門性を高めるため、工程ごとに担当して作業を行います。」との説明と、職人のみなさんが、丁寧に楽器を作る姿に、受講生のみなさんは深くうなずいていらっしゃいました。
 次は、大きさの違うフルートを見て頂きました。大きさが異なることによって、音の高さが変わり、それぞれの役割があるという説明がされました。
 休憩時間には、その大きさの異なるフルートを近くで見たり、材質の見本を実際に持って重さを感じて頂きました。IMG_2877☆ - コピー.JPG加工済_IMG_2873☆ - コピー.jpg 後半は、クラシック音楽史と共に、演奏をお楽しみ頂きました。バロック~古典~ロマン派~近代~現代まで、それぞれの特徴が分かる曲を、ソロ、二重奏、四重奏、フルートとギターの共演、フルート四重奏とギターと、様々な編成で聴いて頂きました。IMG_2898☆ - コピー.JPG
 みなさんに良く知られた曲ではない楽曲も演奏されましたが、演奏家のみなさんの息づかいや、アイコンタクトでタイミングをあわせるなど、臨場感がある、迫力の演奏に、曲が終わるごとに大きな拍手が起こりました。約2時間の講座で、フルートの魅力を存分に感じて頂けたのではないでしょうか。
 この講座を通して、クラシック音楽に興味を持って頂き、他の楽器や作品に触れる機会を増やして頂ければ嬉しく思います。

[トリトンアーツ スタッフ]

プロフィール

益田 善太(フルート)  Masuda Zenta
東邦音楽大学専任講師、同短期大学講師。東京藝術大学卒業。同大学院修了。フルートを佐藤直美、中野富雄、金昌国、P.マイゼンの諸氏に師事。1997年東京芸術大学室内楽定期演奏会出演。1998年ヤマハ木管新人演奏会出演。2000年東京文化会館オーディション(室内楽)合格。
黒田 聰(フルート)  Kuroda Satoshi
木管五重奏アンサンブル・カシオペヤメンバー。東京藝術大学卒業後、ドイツ・シュトゥットガルト国立芸術大学に留学、2007年卒業。第52回全日本学生音楽コンクール東京大会奨励賞受賞。フルートを石橋正治、金昌国、中川昌三、J=C.ジェラールの諸氏に師事。現在、オーケストラ、室内楽の分野で活躍している。