日時 |
2017年11月14日(火) 10:00~10:25 0~3歳(25分間) 10:45~11:15 4・5歳(30分間) |
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出演 |
弦楽四重奏 [松原勝也/今高友香(ヴァイオリン) 岩下恵美(ヴィオラ) 福原明音(チェロ)] |
概要 |
実施会場:文化教養学園 すみれ組の部屋 対象者:0~5歳の園児 人数:120名 |
【プログラム】
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調 第2楽章(一部)
*各楽器紹介コーナー
弦楽四重奏版「紅葉」(作曲:岡野貞一/編曲:松原勝也)
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調 より第1楽章(一部)
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調 より第2楽章(全曲)
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4歳児による演奏発表「しいのみ」
5歳児と出演者による共演「ロングロングアゴー」
【レポート】
◇1曲目 ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調 第2楽章(一部)
●演奏前、泣いていた子がいたが、演奏が始まると泣き止んで聴き始めた。
きっと演奏に惹きつけられたり、「何がはじまったんだろう」と感じたりしたからだと思う。
◇各楽器の紹介~弦楽四重奏版「紅葉」
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、それぞれの楽器で『紅葉』の冒頭部分を演奏し、各楽器の音色を紹介。
●4、5歳対象の回では、園児たちが歌詞を知っていて、口ずさんでいた。楽器が高音域から低音域になるにつれて、声の高さを変え合わせて歌っていた。
子どもたちに馴染みのある歌で、日頃から楽器にも親しんでいるので、音域も変えながら一緒に歌ってくれたようだ。
◇ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調 より第1楽章(一部)と、第2楽章(全曲)
4人の演奏者が、まるでお互いにお話しをするように、演奏していることを紹介。最後に弦楽四重奏のために書かれた曲を聴いてもらった。
●音楽や演奏風景について感じたままに(「すごく早いね」など)言葉で表現していた。
(全体を通して)
☆演奏者が、ただ用意してきた文章を話すのではなく、楽しく、子どもたちと会話するように話をしながら進めていた。子どもたちの反応も多様で豊かだったため、相互作用のように会話が弾みながら進行していた。
☆聴き手が幼児だからといって分かりやすい曲ばかりを演奏するのではなく、ラヴェルの弦楽四重奏を演奏するという姿勢(聴き手だけに目を向けるのではなく、演奏者も主体となって活動する)が新鮮だった。
これによって、「音楽を楽しんでもらう」と同時に、「相互に音楽を楽しむ」ということが可能になるのだと思った。
サポーター石井萌加 観察レポートより
東京藝術大学在学中に安宅賞受賞。ティボール・ヴァルガ国際コンクール、クライスラー国際コンクール等で上位入賞。第17回中島健蔵音楽賞、第55回文化庁芸術祭新人賞受賞。89~98年まで新日本フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターを務める。01年よりNPO法人トリトン・アーツ・ネットワーク/第一生命ホール主催の若い演奏家のための弦楽セミナーをプロデュース。東京藝術大学音楽学部教授。 |
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部卒業。現在同大学院音楽研究科修士課程1年在籍。第64回全日本学生音楽コンクール東京大会第2位。第16回大阪国際音楽コンクールリサイタルコース第2位。第20回日本モーツァルトコンクール奨励賞。第17回平和堂財団芸術奨励賞受賞。第36回草津国際音楽アカデミー音楽監督賞受賞。サントリーホール室内楽アカデミー第4期生。 |
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学を卒業。第59回東京国際芸術協会新人演奏会オーディションにて合格し新人演奏会に出演。ジュニアフィルハーモニックオーケストラを卒団。別府アルゲリッチ音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンにオーケストラメンバーで出演。これまでにヴァイオリンを久保良治、玉井菜採、小林すぎ野、ヴィオラを江戸純子、佐々木亮、各氏に師事。現在桐朋オーケストラアカデミーに在籍し、室内楽やオーケストラを中心に活動中。 |
桐朋学園大学音楽学部チェロ専攻卒業。同大学研究科修了。 2001-02年ドイツ、ハノーファーに滞在中deutscher musikrat jugend musizirt室内楽部門第1位受賞。第32回鹿児島県高等音楽コンクール金賞、並びに最優秀賞を受賞。第59回南日本音楽コンクール弦楽部門優秀賞及び、準グランプリ受賞。 2012-13年いしかわミュージックにてジャン・ワン氏のマスタークラス受講。洗足学園音楽大学演奏補助要員。 |