日時 |
2016年10月18日 箏の演奏体験 9:35~10:20/10:40~11:25/11:30~12:15 ミニコンサート 13:25~14:10 |
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出演 |
日本音楽集団 米澤浩(尺八)、熊沢栄利子(箏) |
概要 |
実施会場:江東区立有明小学校 ランチルーム 対象者:小学4年生3クラス 人数:合計98名(1組33名/2組32名/3組33名) |
10月18日に有明小学校4年生を対象に、「Meet the 和楽器」が行われました。今回指導・演奏をして下さったのは、日本音楽集団の米澤さん(尺八)、熊沢さん(箏)でした。
まず初めに箏の体験をクラス毎でしました。箏の前に2人1ペアで座り、45分間で「さくら」をリレーして弾いてみようという事でしたが、箏にちゃんと触ったことのない子供たちが多く、私は正直弾けるようになるのは難しいと思っておりました。最初は落ち着きのなかった子供も、弾き方が分かりやすいように、箏をモニターに映して弾き方を見せる時になると、しっかりモニターを見ている姿や、米澤さんと熊沢さんの分かりやすい丁寧なご指導で弾けるようになると嬉しそうにしている姿を見て、私はとても嬉しくなりました。児童同士でもペアの中で、弾き方を教え合っていたり、弦の番号を言いながら弾いていたりと協力し合いながら箏と向き合っていました。
お昼休みを挟んでから、今度は4年生全員で箏と尺八のミニコンサートを聴きました。尺八はこの日初お披露目だったので、尺八を見た時に「初めて見た!」と驚く声がありました。1曲目に「HAYAOパラフレーズ」でしたが、その曲は児童でも知っている曲があり、その曲が聞こえてきた時には体を揺らしながら聴く姿が多く見え、さらに歌い始める児童までいて、とても楽しんでいる様子でした。箏だけの演奏の時は、先程体験した事もあって、弾いている姿を真剣に見つめていました。体験の時にはやらなかった弾き方が出てきた時には、「すごい」と声が上がる程驚いている様子でした。尺八の演奏の時は、美しい音色にうっとりとしていたように見えました。
後日アンケートを見させて頂いたのですが、「楽しかった」という感想が多く安心したのですが、「尺八をやってみたかった」や「箏の難しい弾き方もやってみたかった」とさらに興味を持ってくれた児童たちが多くて感動しました。
全体を通して、日本の伝統楽器に触れることが出来るのは、学校の授業でも事情があって出来ない学校も多い中、このような機会で体験できるのはとても良い事業だと思いました。その中箏を弾く体験が出来る上に、プロの音を生で聴くことができるのは本当に貴重な事だと思います。箏に触れられることが出来、ご指導も親身にやって下さり、さらに演奏まで聴くことの出来るとても贅沢なアウトリーチを、小学生だけではなく大人の方も楽しめると思うので、もっといろんな方々に体験してもらいたいと感じました。
(インターン 青木明恵)