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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

晴海トリトンスクエア・グランドロビーコンサート
昨年度のグランドロビーコンサートの様子

モーツァルト時代のピアノとホルンでお届けする18世紀の響き

出演:小倉貴久子(フォルテピアノ) 塚田聡(ナチュラルホルン)

晴海トリトンスクエア内2階グランドロビーにて開催する無料コンサート。平日のランチタイムに音楽による憩いのひと時をお届けします。
素晴らしい音楽はもちろん、見た目にも美しい楽器をぜひお楽しみに!

基本情報

日時 2015年3月10日(火)12:20~13:00
出演 小倉貴久子(フォルテピアノ) 塚田聡(ナチュラルホルン)
概要 20150310グランドロビーコンサート会場:晴海トリトンスクエア2階 グランドロビー

入場無料・予約不要

【プログラム】
オール・モーツァルト・プログラム
ホルン協奏曲 第1番 ニ長調 K386b
クラヴィーア(ピアノ)・ソナタ イ長調「トルコ行進曲つき」より第3楽章K331
「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 ハ長調 K265(きらきら星変奏曲)
幻想曲 ニ短調 K397

※やむを得ず、演奏曲目、曲順、出演者が変更になる場合がございます。予めご了承下さい。
※当日は、記録用として撮影を行います。撮影した写真や映像は、団体としての広報や報道目的で使用する場合がございます。


【お問い合わせ】
 トリトンアーツ・チケットデスク
 TEL:03-3532-5702(平日11:00~18:00)

【協賛】晴海トリトンスクエア
【後援】中央区社会福祉協議会

レポート

2015年3月10日トリトンスクエアグランドロビーコンサートを終えて

当日は天気にもあまり恵まれなかったのですが、開演時には、ほぼ席も満席状態になりました。着席されているお客様は、オフィスワーカーの方は少なかったのですが、演奏が始まると、食事時の貴重な時間を割いて立ち止まって聞いて下さるオフィスワーカーの方も多く、モーツァルト時代の、音色がチェンバロに良く似たフォルテピアノやナチュラルホルンと言った珍しい楽器の音色に多くの方が興味を持たれたようです。
私達サポーターにも楽器に関する質問が多く寄せられ、戸惑うとともに、音楽や楽器についての事前学習の必要性を強く感じました。
熱心に聞いて下さっている方の中に、小さなお子さんが泣いて、気を使われ、席をすすめたにも拘わらず、演奏の間ずっと立ったままお子様を抱いて最後まで聞いて下さった若いお母様の姿に深く感謝するとともに、小さなお子様ずれでも良い音楽を聞くことのできるロビーコンサートを開催していることをとてもうれしく感じました。
演奏は華やかな音色の「ホルン協奏曲第3番第3楽章冒頭」から開始され、曲の間、楽器や演奏曲についての興味深い話をまじえながら5曲のモーツァルトの曲を演奏されました。
音色の珍しさ、皆さんが良く知っているモーツアルトの曲である事もあってか、多くの方が熱心に聞いて下さり40分の演奏時間があっと言う間に終わり、皆さんがとても満足して下さったことを大変うれしく思いました。
私達の活動で一人でも多くの「クラシック音楽」のファンが増えることを願って、今後もサポーター活動を続けて行きたいと思います。

TANサポーター/石丸 明 

プロフィール

小倉貴久子  Ogura Kikuko(フォルテピアノ)
東京藝術大学を経て同大学大学院ピアノ科修了。アムステルダム音楽院を首席卒業。第3回日本モーツァルト音楽コンクール、ピアノ部門第1 位。1993年ブルージュ国際古楽コンクール、アンサンブル部門第1 位。1995年同コンクール、フォルテピアノ部門第1位と聴衆賞受賞。様々なコンサートシリーズを展開する一方、音楽祭やテレビへの出演も数多い。これまでにCDを40点以上リリース。それらの多くが各新聞紙上で推薦盤、「レコード芸術」誌で特選盤に選ばれている。CD《イギリス・ソナタ》は平成24 年度文化庁芸術祭レコード部門〈大賞〉受賞 。東京藝術大学古楽科非常勤講師。シリーズ・コンサート、小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》を好評展開中。

公式ホームページ http://www.h2.dion.ne.jp/~kikukohp/
塚田聡  Tsukada Satoshi(ナチュラルホルン)
東京藝術大学卒業。オランダ・アムステルダムに留学。ナチュラルホルンやフラウト・トラヴェルソの演奏を通して古典派音楽への造詣を深める。帰国後は、ナチュラルホルン奏者として「バッハ・コレギウム・ジャパン」「オーケストラ・リベラ・クラシカ」等のアンサンブルに度々参加するほか、モーツァルト時代のディヴェルティメントを主なレパートリーとする室内合奏団「ラ・バンド・サンパ」を主宰し、日本モーツァルト協会例会などで活躍。浜松市楽器博物館コレクションシリーズCD、No.18「ナチュラルホルン」及びNo.48「森の響き」をリリース。