2015年3月10日トリトンスクエアグランドロビーコンサートを終えて
当日は天気にもあまり恵まれなかったのですが、開演時には、ほぼ席も満席状態になりました。着席されているお客様は、オフィスワーカーの方は少なかったのですが、演奏が始まると、食事時の貴重な時間を割いて立ち止まって聞いて下さるオフィスワーカーの方も多く、モーツァルト時代の、音色がチェンバロに良く似たフォルテピアノやナチュラルホルンと言った珍しい楽器の音色に多くの方が興味を持たれたようです。
私達サポーターにも楽器に関する質問が多く寄せられ、戸惑うとともに、音楽や楽器についての事前学習の必要性を強く感じました。
熱心に聞いて下さっている方の中に、小さなお子さんが泣いて、気を使われ、席をすすめたにも拘わらず、演奏の間ずっと立ったままお子様を抱いて最後まで聞いて下さった若いお母様の姿に深く感謝するとともに、小さなお子様ずれでも良い音楽を聞くことのできるロビーコンサートを開催していることをとてもうれしく感じました。
演奏は華やかな音色の「ホルン協奏曲第3番第3楽章冒頭」から開始され、曲の間、楽器や演奏曲についての興味深い話をまじえながら5曲のモーツァルトの曲を演奏されました。
音色の珍しさ、皆さんが良く知っているモーツアルトの曲である事もあってか、多くの方が熱心に聞いて下さり40分の演奏時間があっと言う間に終わり、皆さんがとても満足して下さったことを大変うれしく思いました。
私達の活動で一人でも多くの「クラシック音楽」のファンが増えることを願って、今後もサポーター活動を続けて行きたいと思います。
TANサポーター/石丸 明