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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

基本情報

日時 2013年2月27日(水)11:00~12:00
出演 TANBRASS(たんぶらす)
亀山真司/松木亜希(トランペット) 髙橋朋子(ホルン) 佐々木匡史(トロンボーン)
仁藤雄貴(チューバ) 五田詩朗(打楽器)
概要 実施会場:久松小学校 音楽室
対象者: 4年生2クラス
人数:  63名
助成/後援:中央区文化・国際交流振興協会
      平成24年度優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業

レポート

久松小学校では昨年もTANBRASSがアウトリーチを行ったのですが、音楽の先生のリクエストで、今年も訪れることになりました。

金管楽器と打楽器の華やかなファンファーレでアウトリーチの始まりです。
ファンファーレのように、金管楽器といえば華やかなイメージが強いのですが、2曲目はがらりと印象を変えて「G線上のアリア」の美しい音色を楽しんでもらいました。
ここから楽器紹介コーナーです。それぞれの楽器の管の長さに音の高さが比例していることを説明しながら、それぞれの楽器の特性をよく表した曲を演奏していきました。ドラムセットは、学校にあるものをお借りしての演奏でしたが、スネアドラム(小太鼓)のデモンストレーションには、大きな拍手が起こりました。
金管楽器を体験するコーナーでは、たくさんの子どもたちが体験を希望しました。ブラスバンドに入っていない5人の子どもたちが選ばれ、学校にあるトランペット2本、アルトホルン、トロンボーン、チューバを体験してみましたが、TANBRASSのメンバーの言うとおりに唇を震わせる練習をすると、みんなすぐにちゃんと音が出たのには驚きました。
また、みんなで歌おうというコーナーでは、4年生が今よく歌っている「See You」という曲を共演しました。トロンボーンの佐々木さんが「僕はトロンボーンを吹くのも好きだけど、歌を歌うのも大好きなんだ。皆も大きな声、いい声を出して歌ってみよう」と、皆で伸びをして、発声のお手本を聞かせて呼びかけると、子どもたちの声がどんどんといい声になっていき、とても大きな声で歌うことができました。
 
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最後の曲「アイーダ」の「凱旋行進曲」が終わると、拍手が鳴りやまず、アンコールにお応えして終了となりました。1時間、子どもたちが目を輝かせ、身を乗り出すようにして楽しそうに聴いてくれていたのが印象的でした。

ちなみに昨年のTANBRASSのアウトリーチを聴いてからブラスバンドに入部した子どもたちが7人もいたそうです。中でも、楽器体験コーナーでチューバを吹いて、感動してブラスバンドに入ったという男の子(現5年生)が、授業終了後にわざわざTANBRASSに会いに来てくれました。

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プロフィール

TANBRASS  (金管五重奏+打楽器)
2011年12月に結成。NPO法人トリトン・アーツ・ネットワークのコミュニティ活動に参加、クラシックの名曲からジャズまで幅広いレパートリーで、小学校などでの公演で好評を得ている。
亀山 真司  (トランペット)
千葉県出身。10歳よりトランペットを始める。武蔵野音楽大学卒業。 同大学主催の千葉県新人演奏会に出演。 久保義一、水口透の両氏に師事。浜松国際管楽器アカデミーにてロバート・サリバン氏に師事。
現在フリートランペット奏者として都内のオーケストラ、吹奏楽団にエキストラとして出演。 BRASSBEAT、TWCCに所属。
松木 亜希  (トランペット)
武蔵野音楽大学、アムステルダム音楽院卒業。Orquestra do Norte(ポルトガル)首席トランペット奏者を経て、2013年1月よりフリーランス奏者として日本で活動を始める。
2009年、The World Orchestra(JMWO)メンバーとしてジョゼフ・ヴィセント指揮、スペインツアーに参加。アムステルダム音楽院にてブラスアンサンブルメンバーに選抜され、シカゴ、ドイツツアーに参加。
2007年、ソロリサイタルを開く。練馬区文化振興協会主催新人演奏会オーディションにて優秀賞を受賞し、東京ユニバーサルフィルハーモニーオーケストラとハイドントランペット協奏曲を共演。第1回ルーマニア音楽コンクール管楽器部門第2位。第14回日本クラシック音楽コンクール金管部門第4位(1位なし)。
髙橋 朋子  (ホルン)
神奈川県生まれ。神奈川県立座間高等学校卒業後、洗足学園音楽大学卒業。現在フリーランス。 これまでに、ホルンを山岸博、西條貴人、イルジー・ハヴリークの各氏に師事。室内楽を秋山鴻市、立花千春、三輪純生、山岸博、吉田将、東京メトロポリタンブラスクインテットの各氏に師事。 CD「7人のホルン奏者によるソロ曲集Vol.2」に出演。卒業後はフリー奏者としてエキストラや演奏要員として活動中。 洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団首席ホルン奏者。神奈川県立座間高等学校吹奏楽部講師。
佐々木 匡史  (トロンボーン)
15歳よりトロンボーンを始める。神奈川県立野庭高等学校中退、武蔵野音楽大学卒業。同大学卒業演奏会に出演。
これまでにトロンボーンを鍵和田道男、桑田晃、佐藤洋樹、春山和雄の各氏に、室内楽をロジャー・ボボ氏に師事。
劇団四季・宝塚歌劇団などのミュージカル、ビッグバンド、オーケストラ、スタジオワークとジャンルを問わず多方面で活動中。
室内楽では金管合奏団「宴」主宰、swat trombone quartetメンバー。今年度桐朋学園大学嘱託演奏員。
仁藤 雄貴  (テューバ)
山形県出身。テューバを西田宏、八尾健介、舟越道郎、大塚哲也の各氏に師事。洗足学園音楽大学卒業。第3回日本ジュニア管打楽器コンクール第3位(銅賞)。日本ユーフォニアム・テューバ協会(JETA)第2回四重奏コンクール第2位。現在、フリーランスとしてオーケストラ、吹奏楽、室内楽を中心に活動中。洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団団員。洗足学園音楽大学および高等学校音楽科演奏補助要員。桐朋学園大学嘱託演奏員。ヤマハ株式会社講師。
五田 詩朗  (打楽器)
洗足学園音楽大学卒業。在学中より、オーケストラを中心に音楽活動を開始。
2005年には、NHK交響楽団ヨーロッパ公演にエキストラ奏者として同行する。また、打楽器アンサンブルによる保育施設等への訪問演奏を始めとした、幼児向けの演奏家活動も積極的に行う。
2008年より横浜市青葉台フィリアホールでの「よちよちワークショップ」に企画・出演する。