日時 | 2011年10月5日(水)12:20~13:00 |
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出演 | 田中靖人(サックス) 白石光隆(ピアノ) |
概要 |
会場:晴海トリトンスクエア グランドロビー 入場無料・予約不要 【プログラム】 G.ガーシュイン(白石光隆 編曲): 魅惑のリズム G.ガーシュイン(白石光隆 編曲):I've got a crush on you G.ガーシュイン(白石光隆 編曲):Slap that Bass E.モリコーネ(真島俊夫 編曲):モリコーネ パラダイス M.デニス:コートにすみれを G.ガーシュイン(真島俊夫 編曲):ガーシュイン カクテル 【お問い合わせ】 トリトン・アーツ・ネットワーク・チケットデスク TEL03-3532-5702 【協賛】 晴海トリトンスクエア |
グランドロビーコンサートも回を重ねて今回で7回目。トリトンスクエアの外から聴きにいらしたお客様の中には早い時間から座席の確保をされる方の姿も見られました。近くにお住まいの方々にも、このコンサートが徐々に浸透してきた証でしょうか。
演奏は、サックスの田中靖人さんとピアノの白石光隆さん。正統的なクラシック音楽の演奏だけでなく、地方の小学校や福祉施設などに音楽を届けるアウトリーチの分野でも活躍されています。学生時代から一緒に演奏することもあったというお二人は、息もピッタリ! ロビーコンサートのために選ばれたプログラムは、ガーシュインやモリコーネなど、「クラシック音楽はちょっと苦手」という人にも楽しめるものでした。ガーシュインでは体でリズムを感じ、モリコーネでは美しいメロディーに心酔わせる…あっという間に40分が過ぎてしまいました。
ランチ帰りに足を止めて音楽に耳を傾け、また午後の仕事に戻っていくサラリーマンの皆さんは、後ろ髪を引かれる思いだったのでは?今度はホールの座席にすわって、音楽をゆっくり味わっていただきたいものですね。
[レポート/サポーター 写真/サポーター 藤井利勝]
和歌山県出身。国立音楽大学在学中、第1回日本管打楽器コンクール・サクソフォン部門第2位、第4回同コンクール第1位 を獲得。その音楽性を「内的な詩を持つ大器」と故マルセル・ミュール氏に絶賛される。学内にて矢田部賞を受賞し卒業後は全国各地での幅広いソリスト活動で 大きな注目を集め、テレビやラジオにも数多く出演。また、サクソフォン四重奏団〈トルヴェール・クヮルテット〉のバリトン・サクソフォン奏者とし て活躍。07年20周年を迎える同団は、国内のみならずヨーロッパ公演等も成功させ、世界的な室内楽サクソフォンカルテットとしての地位を得てい る。これまでに10枚を超えるCDをリリース。01年文化庁芸術祭レコード部門で大賞受賞。 ソロ・アルバムに、91年「管楽器ソロ曲集・サクソフォン」、95年「ラプソディ」(東芝EMI)、97年「サクソフォビア」(東芝EMI)、 03年「ガーシュイン カクテル」(佼成出版社)をリリース。03年、和歌山県より「きのくに芸術新人賞」受賞。サクソフォンを故 大室勇一氏に師事。 現在、愛知県立芸術大学講師、昭和音楽大学および同短期大学の講師として後進の指導にあたっている。東京佼成ウインドオーケストラ コンサートマスター。 田中靖人ホームページ |
東京藝術大学、同大学院を修了。1989年ジュリアード音楽院へ進む。1990年ジーナ・バッカウアー国際奨学金コンクール入賞。1991年学内 におけるコンチェルト・コンペティションで優勝し、リンカーンセンターでジュリアード・オーケストラと協演。1992年帰国。 1994年第63回日本音楽コンクール声楽部門において、優れた日本歌曲の演奏に贈られる木下賞(共演)受賞。ソロ、室内楽、協奏曲等、音楽性の 高さには定評があり、内外の 共演者の信頼も厚い。NHK-BS、NHK-FMなどにも多数出演。全国を巡り、子どもたちへの教育プログラムにも積極的に取り組む他、後進の指導やさま ざまなコンクールの審査員も務める。1年間の活動の集大成として、毎年定期的に東京で開催するソロリサイタルは24回を数えた。意欲的なプログラムとさわやかなステージも魅力な、数少ない実力派である。 CDは『レグルス回路』、『109』、『大指揮者のピアノ曲』、『作曲家ムラヴィンスキー』、『ベートーヴェン ピアノソナタ集 Vol.1&2』、『成田為三ピアノ曲全集』(文化庁芸術祭レコード部門優秀賞・2007)はいずれも好評で、『ピアノによるルロイ・アンダーソ ン』は、アンダーソン遺族より賞賛を受けている。 ピアノを金澤桂子、高良芳枝、故・伊達純、小林仁、マーティン・キャニンの各氏に、室内楽をフェリックス・ガリミア、伴奏法をジョナサン・フェル ドマンの各氏に師事。現在、東京藝術大学、お茶の水女子大学非常勤講師。 |