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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

基本情報

日時 2021年12月7日(火)
①14:00~14:25
②15:00~15:25
出演 出演:とことんトン!(打楽器トリオ)
齋藤綾乃/篠崎陽子/新野将之
概要 実施会場:中央区立子ども発達支援センターゆりのき内
対象者:0~6歳の親子
人数:9組
助成等:文化庁 文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会

レポート

【プログラム】
♪ドッド:ミッキーマウスマーチ
♪マークス:赤鼻のトナカイ
♪ファジル・サイ:トルコ行進曲ジャズ
♪ネッケ:クシコス・ポスト
♪ヘンデル:もろびとこぞりて
♪シュミット:ガーナイア


【レポート】

 最初は、どこからともなく聴こえてくるスネアの音から始まる「ミッキーマウスマーチ」で、演奏会の幕開けとなりました。馴染みのある曲だからか、子供たちも一緒に楽しそうに手拍子をしていました。
 2曲目の「トルコ行進曲ジャズ」では、途中からカホンの音が鳴り始め、その多彩な音にみんな興味津々で聴き入っていました。お兄さんが座っている箱のたたき方で変化する音色に、「すごい!」と思わず声に出してしまう子もいるほどでした。
 3曲目の「クシコス・ポスト」では、「むち」という楽器の音に合わせて曲中でみんなで手をたたきました。普段は思い切りたたいて音のインパクトを表現する楽器ですが、子供たちがびっくりしないようにお兄さんが聴きやすい音量で音を出していたため、子供たちもノリノリで一緒に楽しみながら手拍子で演奏に参加していました。☆IMG_2424●.JPG
 4曲目の「天国と地獄」では、おもちゃを使って音を出したり、笛を使っていろんな音色を楽しんだりと、今まで集中できていなかった子も釘づけになっていました。 また、おもちゃが多かったことから見た目がユニークなデザインのものも多く、音だけでなく視覚でも楽しむことができていたように感じます。☆IMG_2499〇.JPG
 本編最後の曲「ガーナイア」では、まるでジャングルの中にいるかのような、動物や自然を想像させるアフリカ音楽が流れ始めました。 まるで未知の世界と遭遇したかのように、今までになく集中して音楽を聴いている子もいれば、演奏者と一緒にノリノリで体を動かしながら聴いたりと、それぞれのやり方で音楽を楽しんでいる子が多かったです。そして、曲が終わった後は自然と拍手が起こり、この光景を見て、改めて音楽の楽しみ方はみんなそれぞれ自由で良いのだなと実感することができました。
 そんな拍手の中、アンコールでは「もろびとこぞりて」と「赤鼻のトナカイ」を演奏しました。全員に鈴が配られ、クリスマス定番の2曲をみんなで楽しく演奏し、「幼稚園の発表会みたい!」と言った子もいるくらい、会場全体が一体となって音楽を堪能できた時間となりました。

(サポーター 久保田 菜未)

プロフィール

とことんトン!(打楽器トリオ)  
齋藤綾乃(さいとう あやの)/篠崎陽子(しのざき ようこ)/
新野将之(にいの まさゆき) (打楽器・パーカッション)

2015 年、桐朋学園大学出身の齋藤綾乃と篠崎陽子、国立音楽大学出身の新野将之により結成。「打楽器を通して人々の心を豊かに育む」をモットーに、これまで関東圏のホールや学校、公民館にて数多くの子供向け、ファミリーコンサートを企画・ 出演。グループ名には、打楽器と「とことん」向き合い「とことん」叩き続けるトリオでありたい、という意味が込められている。2020年、公益財団法人 川越市施設管理公社主催「川越市人材発掘公開オーディション」合格。登録アーティストとして川越市と連携を図り、小学校のアウトリーチコンサートに取り組むなど、子供たちの音楽教育に力を入れて活動している。
写真左から、篠崎陽子/齋藤綾乃/新野将之