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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

基本情報

日時 2018年2月16日(金)13:30~14:10
出演 弦楽四重奏【松原勝也/今高友香(ヴァイオリン)、岩下恵美(ヴィオラ)、福原明音(チェロ)】
概要 実施会場:聖路加国際病院2階 トイスラー記念ホール 
対象者:通院・入院の患者様とそのご家族
人数:46名
助成等:文化庁「平成29年度劇場・音楽堂等活性化事業」

レポート

【プログラム】
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
  第1 楽章 快活かつ中庸に、とても穏やかに
  第2 楽章 非常に活発に、とてもリズミカルに
  第3 楽章 とてもおそく
  第4 楽章 活発に、高揚して

(アンコール)村井邦彦:翼をください (弦楽四重奏版 編曲:松原幸広)

【レポート】 

●トイスラー記念ホールは、病院の2階の厳かで静かに落ち着いて聴くことのできる場所で、しかも弦楽四重奏の音色と音域の広がりを聴くことが出来る自然な音響の良いホールでした。

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●ラヴェルの弦楽四重奏曲の演奏が始まる前に第2ヴァイオリンの今高さんから風景等を想像しながら聴いてほしいと説明がありました。
第一楽章は重厚な演奏で始まり、第二楽章は全員でのピチカートで始まり、第三楽章はゆったりとして、第四楽章は激しさと穏やかさとの演奏は来場の方々には十分に聴き応えがあったと思います。
捉えどころのない、しかしリズミカルで壮大な曲想です。
伸びのあるヴァイオリンの音色と深みのあるチェロの音による、松原さんと今年度のアウトリーチセミナー生の3名とのとても息の合った力強い演奏は各楽章の副題の「活き活きと」とある如くこの曲想によって聴いている方に活力と勇気を与えたと思いました。
私には川の流れの如く時には滝のように、または力強い急流そしてとうとうと流れる穏やさがそれぞれ共存することを演奏によって感じながら聴きました。

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●アンコールの「翼をください」も素晴らしいアンサンブルでこちらも歌いたくなるような希望を与える演奏でした。
演奏終了後、スタンディングオベーションで拍手をされている方もいました。本当に皆さんの心に響いた感動を現わしたのだと思います。

●終演後、来場の方から、年何回あるのか、もっと聴きたいとか、丁度検査に合った日で良かった、とても感動した等、沢山の感想のお声がけを頂きました。
弦楽四重奏の醍醐味を身近で聴くことが出来、心から感動されていたようです。

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(全体を通して)

・昨年に比べて、入院、加療中、通院の方以外にも聴きに来られた方もおられ入場者が多く盛況でした。
・特に御病気で通院や入院の方々にとっては中々真近くで演奏を機会がないので、真近くで演奏を聴きたい、心を癒されたい、心の支えにしたい等の希望される方が多いことの感じ、こうした活動が広がればと思いました。

サポーター柴崎 康久 観察レポートより

プロフィール

松原勝也  Matsubara Katsuya(ヴァイオリン)
東京藝術大学在学中に安宅賞受賞。ティボール・ヴァルガ国際コンクール、クライスラー国際コンクール等で上位入賞。1989年~98年まで新日本フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターを務める。ソリストとして新日本フィル、東京フィル、東響などと共演。2001年よりNPO法人トリトン・アーツ・ネットワーク/第一生命ホール主催の若い演奏家のための弦楽セミナー《アドヴェントセミナー&クリスマスコンサート》を、2011年より《室内楽アウトリーチセミナー》をプロデュース。第17回中島健蔵音楽賞、第55回文化庁芸術祭新人賞受賞。静岡AOIレジデンスクヮルテットメンバー、長崎OMURA室内合奏団アーティステックアドヴァイサー、霧島国際音楽祭講師、東京藝術大学音楽学部教授。
今高友香  Imataka Yuka(ヴァイオリン)
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部卒業。現在同大学院音楽研究科修士課程1年在籍。第64回全日本学生音楽コンクール東京大会第2位。第16回大阪国際音楽コンクールリサイタルコース第2位。第20回日本モーツァルトコンクール奨励賞。第17回平和堂財団芸術奨励賞受賞。第36回草津国際音楽アカデミー音楽監督賞受賞。サントリーホール室内楽アカデミー第4期生。これまでに、木村恭子、室内楽を磯村和英、漆原朝子、徳永二男、銅銀久弥、藤井一興、毛利伯郎、山崎伸子の各氏に師事。現在、辰巳明子氏に師事。
岩下恵美  Iwashita Emi(ヴィオラ)
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学を卒業。現在、桐朋オーケストラ アカデミーに在籍。洗足学園音楽大学演奏補助要員。第59回東京国際芸術協会新人演奏会出演。第11回ルーマニア国際音楽コンクール入選。別府アルゲリッチ音楽祭、ヴィオラスペース、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンにオーケストラメンバーで出演。ジュニアフィルハーモニック・オーケストラ卒団。これまでにヴァイオリンを久保良治、齋藤真知亜、玉井菜採、ヴィオラを江戸純子、佐々木亮、室内楽を徳永二男、藤原浜雄、バロックヴァイオリンを若松夏美各氏に師事。
福原明音  Fukuhara Akane(チェロ)
桐朋学園大学音楽学部チェロ専攻卒業。同大学研究科修了。
2001-02年ドイツ、ハノーファーに滞在中deutscher musikrat jugend musizirt室内楽部門第1位受賞。第32回鹿児島県高等音楽コンクール金賞、並びに最優秀賞を受賞。第59回南日本音楽コンクール弦楽部門優秀賞及び、準グランプリ受賞。 2012-13年いしかわミュージックにてジャン・ワン氏のマスタークラス受講。洗足学園音楽大学演奏補助要員。