日時 |
①中央区立有馬小学校 2024年9月6日(金)9:40~10:25/10:45~11:30 ②中央区立久松小学校 2024年9月13日(金) 9:35~11:20/10:45~11:30 |
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出演 |
バズ・ファイブ [上田じん/野呂紀之(トランペット) 友田雅美(ホルン) 加藤直明(トロンボーン) 石丸薫恵(テューバ)] |
概要 |
対象者:4年生 人数:①109名/②150名 助成等:文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 |
【プログラム】
♪H.カーマイケル:スターダスト
♪L.アンダーソン:ラッパ吹きの休日
♪W.A.モーツァルト:ホルン協奏曲より第一楽章
♪L.デンツァ:フニクリ・フニクラ
♪H.フィルモア:ラッサストロンボーン
♪校歌
♪金管五重奏の仕組み~スーザのマーチを使って
♪E.ボッツァ:ソナチネより第四楽章
アンコール
♪M.ウィルシュ:おおシャンゼリゼ
【レポート】
鮮やかな衣装をまとった5人の演奏家たちが勢いよく登場。キラキラと輝くトランペット、ホルン、トロンボーン、テューバの楽器に、子供たちは目を丸くしました。迫力満点の金管五重奏が会場に響き渡り、驚きと興奮の表情で演奏家をまっすぐに見つめる子供、体を伸ばして演奏家に身を乗り出す子供、音楽に合わせて控えめに体を揺らす子供、反応はそれぞれです。演奏家の奏でる一音、一音が子供たちの心に響いている様子でした。
最初に、演奏家たちは金管楽器で音の出し方を教えてくれました。ただ息を吹き込むだけでは楽器から音は出ません。くちびるをブルブルと振動させて「ブー」と音を立てながら、マウスピースに息を吹き込むと、びっくりするほど美しい音が鳴ります。会場中に響き渡る美しい音色が響くと、子供たちは思わず拍手をして喜びました。
続いて、各楽器の仕組みと音色の違いをわかりやすく説明してくれました。トロンボーンの説明では、スライドを伸ばしたり縮めたりすることで、音の高低を作ることを学びました。演奏家が「スライド」の発音を、茶目っ気たっぷりに「スラ~イド」と英語っぽく発音すると、そのたびに笑い声が起こり、少し緊張していた会場の雰囲気が一気に和やかになりました。
演奏家たちは、この日のために校歌の演奏も準備してくれていました。全員起立し、校歌の斉唱が始まりました。最初は戸惑った表情を見せながらも、子供たちは背筋を伸ばして、大きな声で歌い始めました。金管五重奏のプロの演奏家が伴奏する、その斉唱は、子供たちにとって初めての体験となったことでしょう。堂々と歌う姿に、彼らの小さな心に宿る大きな誇りを感じました。
アンコールの「オーシャンゼリゼ」では、軽やかでメロディアスなリズムが会場全体に明るいエネルギーをもたらしました。子供たちの手拍子も一段と大きくなり、演奏家たちの情熱的なパフォーマンスが子供たちの心に深く響いたことが感じられました。
(トリトンアーツサポーター 観察レポートより)
【子どもたちのアンケートより】(抜粋)
●ソナチネはいろいろな楽器がいろいろなやくわりをしていてとてもきれいでした。
●1つ1つの楽器の奏でる音に注目すると、同じ曲でも最初とは全く違う見方ができるということに気付きました。
●コンサートが終わっても、頭の中でメロディがながれつづけました。